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米ADP好調で上向いている米ドルの上値余地を静観か

相場レポート

米ADP好調で上向いている米ドルの上値余地を静観か

米ADP好調で上向いている米ドルの上値余地を静観か
本日のポイント
  1. トルコ・消費者物価指数
  2. 米・耐久財受注

前日の米国通貨は、昨日発表された米・9月ADP雇用者数が前月の9.9万人から14.3万人に大幅改善し、市場予想の12.1万人をも上振れたことで、米ドルが米国時間で最強通貨となった。ユーロ米ドルは1.1082から1.1032まで緩やかに下落。本日のアジア時間でも下伸している。日足では先月安値付近まで値を下げているため、欧州時間にて米ドルがさらに強含むのか注目したい。

欧州通貨は、ポンドが対円で上昇した。ポンド円は190.401から194.413まで上昇。1日で4円の上昇を見せた。4時間足では200SMAがしっかりと下値支持線として機能しており、日足では下降傾向となっていたRSIが再び上向いている。米国時間でもさらにポンドが対円で強含んでいくのか注視したい。

本日は、10:30に豪・貿易収支、15:00にトルコ・消費者物価指数、トルコ・生産者物価指数、15:30にスイス・消費者物価指数、16:50に仏・非製造業PMI、16:55に独・非製造業PMI、17:00に欧・非製造業PMI、17:30に英・非製造業PMI、18:00に欧・生産者物価指数、20:30に米・チャレンジャー人員削減数、21:30に米・新規失業保険申請件数、22:45に米・PMI購買担当者景気指数、23:00に米・耐久財受注、米・ISM非製造業景気指数、23:40に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言がある予定だ。米ADP好調で上向いている米ドルの上値余地を慎重に静観したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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