米JOLTS好調で下値が堅い米ドルの上値余地に要警戒か

2024.10.02
- 日・消費者態度指数
- 米・ADP雇用者数
前日の米国通貨は、昨日発表された米・8月JOLTS求人件数が市場予想に反して804万人とリバイスアップしたことで、米ドルが対円で往って来いとなった。米ドル円は142.981から144.515の間で推移。時間足20MAを跨いでの値動きが見られた。4時間足では200SMAが上値抵抗帯として上位に位置しており、日足ではRSIがわずかに上向いている状況だ。
欧州通貨は、昨日発表されたスイス・9月製造業PMIが前月の49.0から49.9に回復したことで、スイスフランが対円で往って来いとなった。フラン円は169.427から170.660の間で推移。時間足200SMAに下値をサポートされる形で変動した。4時間足でも同様に200SMA直下での値動きが見られ、日足では20MAより上位の位置を死守している。
本日は、8:50に日・マネタリーベース、14:00に日・消費者態度指数、15:45に仏・財政収支、18:00に欧・雇用統計、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:00にブラジル・鉱工業生産、21:15に米・ADP雇用者数、22:00に米・ハマック:クリーブランド連銀総裁の発言、23:30に米・週間原油在庫、24:00に米・ボウマンFRB理事の発言、25:00に露・雇用統計、25:15に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言がある予定だ。米JOLTS好調で下値が堅い米ドルの上値余地に十分警戒したい。
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