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米JOLTS好調で下値が堅い米ドルの上値余地に要警戒か

相場レポート

米JOLTS好調で下値が堅い米ドルの上値余地に要警戒か

米JOLTS好調で下値が堅い米ドルの上値余地に要警戒か
本日のポイント
  1. 日・消費者態度指数
  2. 米・ADP雇用者数

前日の米国通貨は、昨日発表された米・8月JOLTS求人件数が市場予想に反して804万人とリバイスアップしたことで、米ドルが対円で往って来いとなった。米ドル円は142.981から144.515の間で推移。時間足20MAを跨いでの値動きが見られた。4時間足では200SMAが上値抵抗帯として上位に位置しており、日足ではRSIがわずかに上向いている状況だ。

欧州通貨は、昨日発表されたスイス・9月製造業PMIが前月の49.0から49.9に回復したことで、スイスフランが対円で往って来いとなった。フラン円は169.427から170.660の間で推移。時間足200SMAに下値をサポートされる形で変動した。4時間足でも同様に200SMA直下での値動きが見られ、日足では20MAより上位の位置を死守している。

本日は、8:50に日・マネタリーベース、14:00に日・消費者態度指数、15:45に仏・財政収支、18:00に欧・雇用統計、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:00にブラジル・鉱工業生産、21:15に米・ADP雇用者数、22:00に米・ハマック:クリーブランド連銀総裁の発言、23:30に米・週間原油在庫、24:00に米・ボウマンFRB理事の発言、25:00に露・雇用統計、25:15に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言がある予定だ。米JOLTS好調で下値が堅い米ドルの上値余地に十分警戒したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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