BOC0.25%利下げにて下落した加ドル円の下値余地に要警戒か

2024.09.05
- スイス・雇用統計
- 米・チャレンジャー人員削減数
前日の米国通貨は、昨日発表された加・BOC政策金利発表にて、市場予想通り0.25%利下げし4.25%となったことで、加ドルが対円で下落した。加ドル円は107.523から106.002まで約150pips下落。時間足10MAに沿っての下降トレンドが継続した。日足ではボリンジャーバンド+2σから-2σまでの下落となっているため、継続した下落に警戒したい。
欧州通貨は、昨日発表された欧・7月生産者物価指数(PPI)が前年比で前月のマイナス3.2%からマイナス2.1%に改善したことで、ユーロが対米ドルで上昇した。ユーロ米ドルは1.1034から1.1095まで上昇。時間足20MAに沿っての反発が確認された。日足では20MAのサポートラインにて反発が継続するかの節目となっているため、欧州時間での値動きに注目したい。
本日は、8:00に韓・実質GDP、8:30に日・毎日勤労統計、8:50に日・対外/対内証券投資、10:00にフィリピン・消費者物価指数、10:30に豪・貿易収支、12:30にタイ・消費者物価指数、14:00にシンガポール・小売売上高、14:45にスイス・雇用統計、15:00に独・製造業受注、18:00に欧・小売売上高、20:30に米・チャレンジャー人員削減数、21:15に米・ADP雇用者数、21:30に加・労働生産性、21:30に米・新規失業保険申請件数、22:45に米・PMI購買担当者景気指数、23:00に米・ISM非製造業景気指数がある予定だ。BOC0.25%利下げにて下落した加ドル円の下値余地に十分警戒したい。
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