米雇用統計と要人発言にて米ドルが軟化していくのか静観か

2024.09.06
- 米・雇用統計
- 米・ウォラーFRB理事の発言
前日の米国通貨は、昨日発表された米・8月ISM非製造業景気指数が、前月の51.4から51.5に改善したにも関わらず、米ドルが対円で下落した。米ドル円は144.212から142.841まで下落。本日のアジア時間では142.267まで下伸している。日足では20MAタッチでの下落トレンドが継続しているため、本日の米雇用統計結果による値動きに十分警戒したい。
欧州通貨は、昨日発表された英・8月建設業PMIが前月の55.3から53.6に低下したことで、ポンドが対円で下落した。ポンド円は189.776から188.605まで低下。本日のアジア時間ではさらに下伸し187.608をタッチしている。週足では20MAがしっかりと上値抵抗帯として機能しているため、米国時間でのポンドのさらなる下落に注意したい。
本日の指標は、8:30に日・全世帯家計調査、10:00にフィリピン・失業率、14:00に日・景気動向調査、15:00に独・鉱工業生産、独・貿易収支、15:45に仏・経常収支、18:00に欧・実質GDP、21:30に加・雇用統計、21:30に米・雇用統計、21:45に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、23:00に加・Ivey購買部協会指数、24:00に米・ウォラーFRB理事の発言がある予定だ。米雇用統計と要人発言にて米ドルが軟化していくのか、方向性を慎重に静観したい。
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