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9月利下げ示唆にて弱含んだFOMC明けの米ドルを注視か

相場レポート

9月利下げ示唆にて弱含んだFOMC明けの米ドルを注視か

9月利下げ示唆にて弱含んだFOMC明けの米ドルを注視か
本日のポイント
  1. 英・BOE政策金利と声明発表
  2. 米・非農業部門労働生産性指数

前日の米国通貨は、昨日の米FOMCにて、政策金利が5.25-5.50%に据え置かれたものの、パウエルFRB議長が次回9月会合での利下げについて言及したことで、米ドルが会合直後に最弱通貨となった。米ドル円は153.907から149.628まで下落。時間足20MAからの下落となった。4時間足ではボリンジャーバンド-3σまで到達しており、日足では200SMAを下抜けている。

欧州通貨は、昨日発表された欧・7月消費者物価指数(HICP)の速報値が前年比で前月の2.5%から2.6%に上昇したにも関わらず、ユーロが米ドル同様弱含んだ。ユーロ円は166.545から162.055まで下落。本日のアジア時間では160.882まで低下している。このままユーロが対円で弱含んでいくのか、方向性に注目したい。

本日の指標は、8:50に日・対外/対内証券投資、韓・貿易収支、9:30にインドネシア・製造業PMI、10:30に豪・貿易収支、16:00にトルコ・製造業PMI、16:50に仏・製造業PMI、16:55に独・製造業PMI、17:00に欧・製造業PMI、17:30に香港・小売売上高、17:30に英・製造業PMI、18:00に欧・雇用統計、20:00に英・BOE政策金利と声明発表、20:30に英・ベイリーBOE総裁の記者会見、21:30に米・非農業部門労働生産性指数、22:45に米・PMI購買担当者景気指数、23:00に米・建設支出、米・ISM製造業景気指数がある予定だ。9月利下げ示唆にて弱含んだFOMC明けの米ドルを慎重に注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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