米国時間での指標発表による通貨強弱性を注視か

2024.07.31
- 米・ADP雇用統計
- 米・FOMC政策金利と声明発表
前日の米国通貨は、加ドルが対円で軟化した。加ドル円は112.096から110.189まで下落。時間足ボリンジャーバンド-2σまで値を下げた。4時間足ではRSIが30まで低下しており、日足ではすでに200SMAのサポートラインを割り込んでいるため、米国時間でのさらなる軟化に警戒したい。
欧州通貨は、昨日発表された独・7月消費者物価指数が、前年比で前月の2.2%から0.1ポイント上がり2.3%となったにも関わらず、ユーロが対米ドルで軟化した。ユーロ米ドルは1.0835から1.0797まで下落。時間足75MAに上値をレジストされた。4時間足では20MAからの反落となっており、日足では200SMA直下で反発か下伸かの方向感を模索している。
本日は、8:50に日・鉱工業生産、10:00にNZ・ANZ企業景況感、10:30に豪・第2四半期消費者物価指数、豪・小売売上高、15:00に独・輸入物価指数、15:45に仏・消費者物価指数、仏・生産者物価指数、16:00にトルコ・貿易収支、16:55に独・失業率、18:00に欧・消費者物価指数、21:15に米・ADP雇用統計、21:30に加・GDP、22:45に米・シカゴ購買部協会景気指数、27:00に米・FOMC政策金利と声明発表、27:30に米・パウエルFRB議長の記者会見がある予定だ。米国時間での指標発表による通貨強弱性を慎重に見極めたい。
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