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米国時間での指標発表による通貨強弱性を注視か

相場レポート

米国時間での指標発表による通貨強弱性を注視か

米国時間での指標発表による通貨強弱性を注視か
本日のポイント
  1. 米・ADP雇用統計
  2. 米・FOMC政策金利と声明発表

前日の米国通貨は、加ドルが対円で軟化した。加ドル円は112.096から110.189まで下落。時間足ボリンジャーバンド-2σまで値を下げた。4時間足ではRSIが30まで低下しており、日足ではすでに200SMAのサポートラインを割り込んでいるため、米国時間でのさらなる軟化に警戒したい。

欧州通貨は、昨日発表された独・7月消費者物価指数が、前年比で前月の2.2%から0.1ポイント上がり2.3%となったにも関わらず、ユーロが対米ドルで軟化した。ユーロ米ドルは1.0835から1.0797まで下落。時間足75MAに上値をレジストされた。4時間足では20MAからの反落となっており、日足では200SMA直下で反発か下伸かの方向感を模索している。

本日は、8:50に日・鉱工業生産、10:00にNZ・ANZ企業景況感、10:30に豪・第2四半期消費者物価指数、豪・小売売上高、15:00に独・輸入物価指数、15:45に仏・消費者物価指数、仏・生産者物価指数、16:00にトルコ・貿易収支、16:55に独・失業率、18:00に欧・消費者物価指数、21:15に米・ADP雇用統計、21:30に加・GDP、22:45に米・シカゴ購買部協会景気指数、27:00に米・FOMC政策金利と声明発表、27:30に米・パウエルFRB議長の記者会見がある予定だ。米国時間での指標発表による通貨強弱性を慎重に見極めたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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