上値が重いポンドの動向を注視か

2024.07.22
- 香港・消費者物価指数
- トルコ・中央政府債務
先週末の為替市場は、米ドル買い相場が展開され、米ドルが最強通貨となった。ポンド米ドルは1.2950から1.2900まで下落。時間足200SMAを下抜けた。4時間足ではすでに20MAを下抜けた状態が継続しており、日足では2日続落。ボリンジャーバンド+2σから中心線に近い10MAへと回帰している。
欧州通貨は、他のクロス円が下げ止まる中、ポンド円の軟化が目立った。ポンド円は204.214から202.952まで下落。時間足20MAをまたいでの値動きとなった。4時間足では200SMAのサポートラインまでジリジリと価格を下げており、日足では20MAを下抜け、RSIが80から46まで低下している状況だ。
本日は、7:45にNZ・貿易収支、10:15に中・最優遇貸出金利(プライムレート)、16:00にトルコ・年末CPI予測、17:00に台湾・雇用統計、フィリピン・小売売上高、17:30に香港・消費者物価指数、21:00にメキシコ・小売売上高、フィリピン・マネーサプライ、21:30に米・シカゴ地区連銀全米活動指数、23:30にトルコ・中央政府債務、24:30に米・3ヶ月債入札、米・6ヶ月債入札がある予定だ。上値が重いポンドの動向を慎重に見極めたい。
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