ECB前の上値が重いユーロ円の動向に注意か
2024.07.17
- 加・国際証券取扱高
- 欧・消費者物価指数
前日の米国通貨は、昨日発表された米・6月小売売上高のコア指数が前月のマイナス0.1%からプラス0.4%にリバイスアップされたことで、米ドルが指標発表直後に強含んだ。米ドル円は157.937から158.849まで上昇。時間足20MAタッチでの反発が見られた。しかしながら本日のアジア時間では時間足20MAを下回っているため、欧州時間での米ドルの値動きに注意したい。
欧州通貨は、昨日発表された独・7月ZEW景況感指数が、前月の47.5から41.8に大幅低下したことで、ユーロが対円で上値を重くした。ユーロ円は172.030から172.917まで上昇。時間足75MA付近まで値を伸ばした。しかしながら時間足75MAに上値を抑えられている状況が本日のアジア時間でも継続しているため、米国時間での強弱性に注意したい。
本日は、9:30に豪・westpac先行指数、15:00に英・消費者物価指数、英・小売物価指数、英・生産者物価指数、16:20にインドネシア・7日物リバースレポ、18:00に欧・消費者物価指数、20:00に南ア・小売売上高、米・MBA住宅ローン申請指数、21:30に加・国際証券取扱高、米・住宅着工件数、22:00に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、22:15に米・鉱工業生産、23:30に米・週間原油在庫、27:00に米・ベージュブック(地区連銀経済報告書)がある予定だ。上値が重いユーロ円の動向を慎重に静観したい。
過去の相場レポート
2024.11.22
下落したフラン円の下値余地に要警戒か
2024.11.21
安値更新を再びトライしているユーロ米ドルの下値余地に警戒か
2024.11.20
地政学リスクによる通貨強弱性の変化に要注意か
2024.11.19
加・住宅着工件数増加にて上昇した加ドルの上伸性に注目か
2024.11.18
下落しているスイスフランの回復性に注目か
2024.11.15
パウエルFRB議長の発言にて上昇した米ドルの方向性を静観か
2024.11.14
今年安値を更新し昨年安値に迫っているユーロ米ドルの下値余地に注意か
2024.11.13
対円で上昇したユーロの上値余地を注視か
2024.11.12
上値が重くなったスイスフランの回復性に注目か
2024.11.11
加・雇用統計悪化にて下落した加ドルの回復性に注目か