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ECB前の上値が重いユーロ円の動向に注意か

相場レポート

ECB前の上値が重いユーロ円の動向に注意か

ECB前の上値が重いユーロ円の動向に注意か
本日のポイント
  1. 加・国際証券取扱高
  2. 欧・消費者物価指数

前日の米国通貨は、昨日発表された米・6月小売売上高のコア指数が前月のマイナス0.1%からプラス0.4%にリバイスアップされたことで、米ドルが指標発表直後に強含んだ。米ドル円は157.937から158.849まで上昇。時間足20MAタッチでの反発が見られた。しかしながら本日のアジア時間では時間足20MAを下回っているため、欧州時間での米ドルの値動きに注意したい。

欧州通貨は、昨日発表された独・7月ZEW景況感指数が、前月の47.5から41.8に大幅低下したことで、ユーロが対円で上値を重くした。ユーロ円は172.030から172.917まで上昇。時間足75MA付近まで値を伸ばした。しかしながら時間足75MAに上値を抑えられている状況が本日のアジア時間でも継続しているため、米国時間での強弱性に注意したい。

本日は、9:30に豪・westpac先行指数、15:00に英・消費者物価指数、英・小売物価指数、英・生産者物価指数、16:20にインドネシア・7日物リバースレポ、18:00に欧・消費者物価指数、20:00に南ア・小売売上高、米・MBA住宅ローン申請指数、21:30に加・国際証券取扱高、米・住宅着工件数、22:00に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、22:15に米・鉱工業生産、23:30に米・週間原油在庫、27:00に米・ベージュブック(地区連銀経済報告書)がある予定だ。上値が重いユーロ円の動向を慎重に静観したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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