5日続伸しているフラン円が調整することなく上伸するのか注視か

2024.06.19
- 英・消費者物価指数
- 欧・経常収支
前日の米国通貨は、米シカゴ連銀のグールズビー総裁が「インフレは年内さらに鈍化する可能性がある」と発言したことで、米ドルが米国時間で軟化した。米ドル円は158.217から157.630まで下落。時間足20MAをまたいでの値動きとなった。4時間足では10MAより上位での推移が継続しており、日足では10MAから乖離し、ボリンジャーバンド+2σまでローソク足が伸びている。
欧州通貨は、スイスフランが最強通貨となった。フラン円は5日続伸。177.072から178.750まで伸びた。時間足では20MAに沿っての順当な上げが見られており、4時間足ではボリンジャーバンド+2σ近辺でのバンドウォークとなっている。一方日足ではRSIが84まで急激に上昇しているため、欧州時間での調整の値動きに警戒したい。
本日の指標は、8:50に日・通関ベース貿易収支、13:00にインドネシア・貿易収支、15:00に英・消費者物価指数、英・小売物価指数、英・生産者物価指数、17:00に南ア・消費者物価指数、欧・経常収支、18:00に欧・建設業生産高、20:00に南ア・小売売上高、米・MBA住宅ローン申請指数、翌6:30にブラジル・政策金利と声明発表、7:45にNZ・実質GDPがある予定だ。5日続伸しているフラン円が調整することなく上伸するのか、慎重に見極めたい。
過去の相場レポート
2025.08.15
続伸から一転し日足陰線となったポンド円の方向性を注視か
2025.08.14
最弱となった米ドルがさらなる軟化を見せるのか方向性に注目か
2025.08.13
英失業率改善にて対円で上昇したポンドの上値余地を注視か
2025.08.12
拮抗しているポンド米ドルの方向性が明確となるのか値動きに注目か
2025.08.11
日本円に次いで弱含んだスイスフランの回復余地を静観か
2025.08.08
下落した加ドル円が回復を見せるのか米国時間での値動きに注目か
2025.08.07
BOE政策金利発表でのポンドのボラティリティに要注意か
2025.08.06
最弱から一転、回復したポンド円の上値余地を注視か
2025.08.05
上値が限定されたユーロの続落性に要警戒か
2025.08.04
日本円についで強含んだユーロの上伸性を注視か