上値が重い日本円が下伸するのか要注意か
2024.06.18
- 豪・RBA政策金利と声明発表
- 米・企業在庫
昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・原油高のトリプル高相場となった。原油WTIは一時節目の80ドルをタッチ。現在は79.8ドル付近で推移している。一方の天然ガスは0.8%下落し、2.79ドル台まで値を下げている。主要貴金属5銘柄はプラチナ以外が下落となり、唯一上昇したプラチナは、前日から1.3%上昇し978ドル付近まで価格が伸びている。
為替市場は、米国時間終盤で日本円が最弱通貨となった。ポンド円は199.068から200.425まで上昇。時間足200SMA下位から上位へと躍り出た。4時間足では75MAラインから反発が入っており、4時間足RSIが44から53まで回復している。日足ではボリンジャーバンドが収縮している局面ながらも直近安値を切り上げているため、欧州時間での日本円の脆弱性に注意したい。
本日の指標は、13:30に豪・RBA政策金利と声明発表、14:30に豪・ブロックRBA総裁の発言、18:00に独・ZEW景況感指数、欧・ZEW景況感指数、欧・消費者物価指数、21:00にハンガリー・中銀政策金利と声明発表、21:30に米・小売売上高、22:15に米・鉱工業生産、米・設備稼働率、23:00に米・企業在庫、米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、24:40に米・コリンズ:ボストン連銀総裁の発言、26:00に米・クーグラーFRB理事の発言が予定されている。上値が重い日本円が下伸するのか、じっくりと静観したい。
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