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対円で下落したユーロの下値余地に警戒か

相場レポート

対円で下落したユーロの下値余地に警戒か

対円で下落したユーロの下値余地に警戒か
本日のポイント
  1. 英・ライトムーブ住宅価格
  2. 米・ニューヨーク連銀製造業景気指数

先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは78.9ドルまで上昇。一方の天然ガスは4.2%下落し2.8ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、上昇が目立ったゴールドは、前日から0.5%上昇し2,323ドル付近まで値を上げている。

為替市場は、14日に発表された欧・4月貿易収支(季節調整済)が前月の173億ユーロから194億ユーロに増加したにも関わらず、ユーロが対円で下落した。ユーロ円は169.795から167.507まで下落。時間足20MAを上位から下位へと下抜けた。4時間足では200SMAのサポートラインを下方向へ突破しており、日足ではボリンジャーバンド-3σをタッチしているため、欧州時間での継続した下落に警戒したい。

本日の指標は、8:01に英・ライトムーブ住宅価格、8:50に日・機械受注、10:30に中・新築住宅販売価格、11:00に中・鉱工業生産、中・小売売上高、18:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、21:15に加・住宅着工件数、21:30に加・国際証券取扱高、21:30に米・ニューヨーク連銀製造業景気指数、22:00に加・中古住宅販売件数、24:30に米・6ヶ月債入札、25:00に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、26:00に米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言が予定されている。対円で下落したユーロの下値余地に警戒したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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