CPIが上昇せず対円で下落したスイスフランの方向性を注視か
2024.06.05
- 欧・サービス業PMI
- 豪・実質GDP
前日の米国通貨は、昨日発表された米・4月製造業新規受注が前月の1.6%から0.7%に低下したことで、米ドルが対円で下落した。米ドル円は156.482から154.534まで約1.9円下落。2日続落した。4時間足では20MAから200SMAを突破しての下伸となっている一方、日足では直近安値を更新していない。このまま米ドルが軟化するかは慎重に見極めたいところだ。
欧州通貨は、昨日発表されたスイス・5月消費者物価指数(CPI)が前年比で前月の1.4%と変わらなかったことで、スイスフランが対円で下落した。フラン円は174.737から173.201まで下落。時間足75MAを下抜けた。4時間足では辛うじて20MAより上位を維持しており、日足では依然10MAより上位での推移が継続している。
本日は、8:00に韓・実質GDP、8:30に日・毎月勤労統計/現金給与総額、10:00にフィリピン・消費者物価指数、10:30に豪・実質GDP、10:45に中国・財新PMI、14:00に印・サービス業PMI、15:45に仏・鉱工業生産、16:55に独・サービス業PMI、17:00に欧・サービス業PMI、18:00に欧・生産者物価指数、21:15に米・ADP雇用統計、22:45に米・PMI購買担当者景気指数、加・BOC政策金利と声明発表、23:00に米・ISM非製造業景気指数、23:30に加・マックレムBOC総裁の記者会見がある予定だ。CPIが上昇せず対円で下落したスイスフランは調整下落に過ぎないのか、方向性を慎重に静観したい。
過去の相場レポート
2024.11.22
下落したフラン円の下値余地に要警戒か
2024.11.21
安値更新を再びトライしているユーロ米ドルの下値余地に警戒か
2024.11.20
地政学リスクによる通貨強弱性の変化に要注意か
2024.11.19
加・住宅着工件数増加にて上昇した加ドルの上伸性に注目か
2024.11.18
下落しているスイスフランの回復性に注目か
2024.11.15
パウエルFRB議長の発言にて上昇した米ドルの方向性を静観か
2024.11.14
今年安値を更新し昨年安値に迫っているユーロ米ドルの下値余地に注意か
2024.11.13
対円で上昇したユーロの上値余地を注視か
2024.11.12
上値が重くなったスイスフランの回復性に注目か
2024.11.11
加・雇用統計悪化にて下落した加ドルの回復性に注目か