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対円で上昇したポンドの上値余地を静観か

相場レポート

対円で上昇したポンドの上値余地を静観か

対円で上昇したポンドの上値余地を静観か
本日のポイント
  1. 欧・消費者物価指数
  2. スイス・鉱工業生産

前日の米国通貨は、ボストン:アトランタ連銀が「4月のインフレ減速には感謝をしているが、引き続き警戒を怠らないよう構えている」と発言し、直近ではなく年末に向けての利下げを示唆したことで、米ドルが米国時間で強含んだ。ユーロ米ドルは1.0895から1.0854まで下落。時間足20MAを下抜けた。4時間足ではボリンジャーバンド+2σから中心線に向けての回帰の値動きとなっているため、欧州時間での米ドルの上伸性に注目したい。

欧州通貨は、ポンドが対円で上昇した。ポンド円は195.038から196.912まで上昇。時間足20MAを下位から突き抜けた。4時間足では75MAがサポートラインとなり反発が入っており、日足では10MAに沿ってのトレンドが継続しているため、米国時間でポンドがさらに強含んでいくのか、慎重に見極めたい。

本日は、8:00に韓・雇用統計、10:30に中・鉱工業生産、11:00に中・小売売上高、13:00にマレーシア・経常収支、14:30に仏・雇用統計、15:30にスイス・鉱工業生産、17:00に英・マンMPC委員の発言、17:30に香港・実質GDP、18:00に欧・消費者物価指数、21:30に21:30に加・国債証券取扱高、23:00に米・景気先行指数、23:15に米・ウォラーFRB理事の発言、25:15に米・デイリー:サンフランシスコ連銀総裁の発言がある予定だ。対円で上昇したポンドの上値余地をじっくりと静観したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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