対円で上昇したポンドの上値余地を静観か

2024.05.17
- 欧・消費者物価指数
- スイス・鉱工業生産
前日の米国通貨は、ボストン:アトランタ連銀が「4月のインフレ減速には感謝をしているが、引き続き警戒を怠らないよう構えている」と発言し、直近ではなく年末に向けての利下げを示唆したことで、米ドルが米国時間で強含んだ。ユーロ米ドルは1.0895から1.0854まで下落。時間足20MAを下抜けた。4時間足ではボリンジャーバンド+2σから中心線に向けての回帰の値動きとなっているため、欧州時間での米ドルの上伸性に注目したい。
欧州通貨は、ポンドが対円で上昇した。ポンド円は195.038から196.912まで上昇。時間足20MAを下位から突き抜けた。4時間足では75MAがサポートラインとなり反発が入っており、日足では10MAに沿ってのトレンドが継続しているため、米国時間でポンドがさらに強含んでいくのか、慎重に見極めたい。
本日は、8:00に韓・雇用統計、10:30に中・鉱工業生産、11:00に中・小売売上高、13:00にマレーシア・経常収支、14:30に仏・雇用統計、15:30にスイス・鉱工業生産、17:00に英・マンMPC委員の発言、17:30に香港・実質GDP、18:00に欧・消費者物価指数、21:30に21:30に加・国債証券取扱高、23:00に米・景気先行指数、23:15に米・ウォラーFRB理事の発言、25:15に米・デイリー:サンフランシスコ連銀総裁の発言がある予定だ。対円で上昇したポンドの上値余地をじっくりと静観したい。
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