米CPI低下で下落した米ドルの下値余地に警戒か
2024.05.16
- 米・住宅着工件数
- ノルウェー・実質GDP
前日の米国通貨は、昨日発表された米・4月消費者物価指数(CPI)が前年比で前月の3.5%から3.4%に0.1ポイント低下し、食品とエネルギーを除く前年比コア指数も3.8%から3.6%に低下したことで、米ドルが指標発表後に下落した。米ドル円は156.551から154.697まで下落。本日のアジア時間でも下伸しており、すでに154.164まで値を下げている。
欧州通貨は、昨日発表された欧・3月鉱工業生産が前年比で前月のマイナス6.4%からマイナス1.0%に改善したことで、ユーロが対米ドルで上昇した。ユーロ米ドルは1.0813から1.0890まで上昇。時間足20MAからの反発が入った。4時間足ではボリンジャーバンド+2σに沿ってのバンドウォークが確認でき、日足では先月の直近高値を上抜け更新している。
本日は、8:50に日・第1四半期GDP、日・対外/対内証券投資、10:30に豪・雇用統計、13:30に日・鉱工業生産、15:00にノルウェー・実質GDP、16:00にフィリピン・BSP翌日物借入金利、20:30に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、21:30に米・輸出入物価指数、米・フィラデルフィア連銀景況指数、米・住宅着工件数、米・新規失業保険申請件数、22:15に米・鉱工業生産、23:00に米・バーFRB副議長の発言、25:00に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言がある予定だ。米CPI低下で下落した米ドルの下値余地に十分注意したい。
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