鉱工業生産悪化で下落したフラン円の回復性に注目か

2024.05.20
- 英・ライトムーブ住宅価格
- 香港・雇用統計
先週末の米国通貨は、17日に発表された米・4月景気先行指数が、前月のマイナス0.3%からマイナス0.6%に悪化したことで、米ドルが対ポンドで弱含んだ。ポンド米ドルは1.2645から1.2711まで上昇。時間足20MAを下位から上抜けた。4時間足では20MAが下値サポートとなり反発しており、日足ではボリンジャーバンド+3σまで値を上げているため、上昇が継続するのか注視したい。
欧州通貨は、スイス・第1四半期鉱工業生産が発表され、前回のマイナス0.4%からマイナス3.1%に悪化したことで、スイスフランが対円で下落した。フラン円は171.815から171.177まで下落。時間足ボリンジャーバンド+2σから-2σまで値が落ちた。4時間足では高値更新できずに反落しているため、欧州時間で価格が回復するかは慎重に判断したいところだ。
本日は、8:01に英・ライトムーブ住宅価格、10:15に中・最優遇貸出金利、11:30にタイ・実質GDP、12:00にインドネシア・経常収支、13:00にマレーシア・貿易収支、13:30に日・第3次産業活動指数、17:20に台湾・経常収支、17:30に香港・雇用統計、18:00に英・ブローベントBOE副総裁の発言、20:30に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、22:00に米・ウォラーFRB理事の発言、23:30に米・ジェファーソンFRB副議長の発言がある予定だ。鉱工業生産悪化で下落したフラン円の回復性に注目したい。
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