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鉱工業生産悪化で下落したフラン円の回復性に注目か

相場レポート

鉱工業生産悪化で下落したフラン円の回復性に注目か

鉱工業生産悪化で下落したフラン円の回復性に注目か
本日のポイント
  1. 英・ライトムーブ住宅価格
  2. 香港・雇用統計

先週末の米国通貨は、17日に発表された米・4月景気先行指数が、前月のマイナス0.3%からマイナス0.6%に悪化したことで、米ドルが対ポンドで弱含んだ。ポンド米ドルは1.2645から1.2711まで上昇。時間足20MAを下位から上抜けた。4時間足では20MAが下値サポートとなり反発しており、日足ではボリンジャーバンド+3σまで値を上げているため、上昇が継続するのか注視したい。

欧州通貨は、スイス・第1四半期鉱工業生産が発表され、前回のマイナス0.4%からマイナス3.1%に悪化したことで、スイスフランが対円で下落した。フラン円は171.815から171.177まで下落。時間足ボリンジャーバンド+2σから-2σまで値が落ちた。4時間足では高値更新できずに反落しているため、欧州時間で価格が回復するかは慎重に判断したいところだ。

本日は、8:01に英・ライトムーブ住宅価格、10:15に中・最優遇貸出金利、11:30にタイ・実質GDP、12:00にインドネシア・経常収支、13:00にマレーシア・貿易収支、13:30に日・第3次産業活動指数、17:20に台湾・経常収支、17:30に香港・雇用統計、18:00に英・ブローベントBOE副総裁の発言、20:30に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、22:00に米・ウォラーFRB理事の発言、23:30に米・ジェファーソンFRB副議長の発言がある予定だ。鉱工業生産悪化で下落したフラン円の回復性に注目したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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