上値が重くなったポンドの動向を注視か

2024.05.10
- 英・実質GDP
- 日・景気ウォッチャー調査
前日の米国通貨は、昨日発表された米・新規失業保険申請件数が前回の20.8万件から23.1万件に増加したことで、米ドルが他通貨に対し弱含んだ。ユーロ米ドルは1.0723から1.0785まで上昇。時間足200SMAがサポートとなり反発した。4時間足では75MAからの反発が見られ、日足では頭上に200SMAのレジストが待機している最中だが、米国時間で米ドルが上昇するのか、注視したい。
欧州通貨は、ポンドが米国時間で弱含んだ。ユーロポンドは0.8590から0.8620まで上昇。時間足75MAが下値支持線となり反発した。4時間足では20MAに沿っての順当な上昇が継続しており、日足では200SMAを実体足で上抜けている。このままポンドが対ユーロで軟化していくのか、欧州時間での値動きに注目したい。
本日は、8:30に日・全世帯家計調査、8:50に日・国際収支、13:00にマレーシア・鉱工業生産、14:00に日・景気ウォッチャー調査、15:00に英・実質GDP、ノルウェー・消費者物価指数、英・鉱工業生産、16:00にトルコ・鉱工業生産、20:15に英・ピルMPC理事の発言、21:00に印・鉱工業生産、メキシコ・鉱工業生産、21:30に加・雇用統計、22:00に米・ボウマンFRB理事の発言、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数、26:00に米・バーFRB副議長の発言がある予定だ。上値が重くなったポンドの動向を慎重に見極めたい。
過去の相場レポート
2025.08.15
続伸から一転し日足陰線となったポンド円の方向性を注視か
2025.08.14
最弱となった米ドルがさらなる軟化を見せるのか方向性に注目か
2025.08.13
英失業率改善にて対円で上昇したポンドの上値余地を注視か
2025.08.12
拮抗しているポンド米ドルの方向性が明確となるのか値動きに注目か
2025.08.11
日本円に次いで弱含んだスイスフランの回復余地を静観か
2025.08.08
下落した加ドル円が回復を見せるのか米国時間での値動きに注目か
2025.08.07
BOE政策金利発表でのポンドのボラティリティに要注意か
2025.08.06
最弱から一転、回復したポンド円の上値余地を注視か
2025.08.05
上値が限定されたユーロの続落性に要警戒か
2025.08.04
日本円についで強含んだユーロの上伸性を注視か