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下落したポンド円の回復性を注視か

相場レポート

下落したポンド円の回復性を注視か

下落したポンド円の回復性を注視か
本日のポイント
  1. 欧・製造業PMI
  2. 加・国際商品貿易

前日の米国通貨は、FOMC政策金利据え置きにて米ドルが軟化した。米ドル円は157.993から157.016まで下落。時間足20MA上位から下位へと移動した。パウエルFRB議長が「インフレ鈍化の確信を得られるまで従来の想定よりも時間がかかりそうだ」と発言。利下げ期待が後退したにも関わらず、その後更に急落し、一時153.010をタッチした。

欧州通貨は、ポンドが対円で下落した。ポンド円は197.415から191.784まで下落。時間足200SMAを下抜けた。4時間足では200SMAがサポートとなり反発。日足では瞬間的に20MAを下抜けた。一部では日銀が為替介入を行ったことによるクロス円の下落と見られているが、いずれにしろ本日のアジア時間でも下値を掘り下げる値動きとなっているため、欧州時間でのポンドの下落に注意したい。

本日は、8:00に韓・消費者物価指数、8:50に日・マネタリーベース、9:30にインドネシア・製造業PMI、14:00に日・消費者態度指数、15:30にスイス・消費者物価指数、16:00にトルコ・製造業PMI、16:55に独・製造業PMI、17:00に欧・製造業PMI、17:30に香港・実質GDP、21:30に加・国際商品貿易、米・貿易収支、米・新規失業保険申請件数、21:45に加・マックレムBOC総裁の発言、23:00に米・製造業新規受注、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量がある予定だ。下落したポンド円の回復性を慎重に見守りたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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