上値の重いユーロが下げ止まるのか注意か
2024.03.15
- 加・卸売売上高
- NZ・製造業PMI
前日の米国通貨は、昨日発表された米・2月小売売上高が、前月のマイナス0.8%からプラス0.6%に改善したことで、米ドルが米国時間で最強通貨となった。米ドルは特に弱含んでいたユーロに対し、急騰。ユーロ米ドルは1.0954から1.0880まで約70pips下落した。上位足の日足では20MAがサポートとなっており下げ止まっているため、欧州時間での反発力に注意したい。
欧州通貨は、昨日発表された独・1月経常収支が、前月の314億ユーロから297億ユーロに減少したことで、ユーロが対円で下落した。ユーロ円は161.914から161.101まで下落。4時間足200SMAを下抜けた。日足ではユーロ円は20MAに上値をレジストされての下落となっているため、欧州時間でユーロが対円で弱含むのか警戒したい。
本日の指標は、6:30にNZ・製造業PMI、13:30に日・第3次産業活動指数、16:45に仏・消費者物価指数、21:15に加・住宅着工件数、21:30に加・卸売売上高、加・国際証券取扱高、米・NY連銀製造業景気指数、米・輸入物価指数、22:15に米・鉱工業生産、米・設備稼働率、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数がある予定だ。上値の重いユーロが下げ止まるのか、慎重に判断したい。
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