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今年高値付近まで急騰したフラン円の調整の値動きに要警戒か

相場レポート

今年高値付近まで急騰したフラン円の調整の値動きに要警戒か

今年高値付近まで急騰したフラン円の調整の値動きに要警戒か
本日のポイント
  1. 英・GFK消費者信頼感指数
  2. 中・新築住宅販売価格

前日の米国通貨は、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は日本円がもっとも売られる状況下も相まって上昇。150.019から150.688まで値を上げ、今月高値の150.885に迫った。上位足の日足では、10MAがサポートラインとして機能しており、緩やかな上昇が継続している。急激なボラティリティの上昇が見られないため、米国時間での上伸性に注目したい。

欧州通貨は、一昨日に最強通貨となっていたスイスフランが対円で失速し、日足にて上髭陽線となった。フラン円は171.695をタッチしたあとに急落。欧州時間から米国時間にかけて下伸し、時間足75MAタッチで下げ止まった。本日のアジア時間では170円後半での時間足20MAに上値を抑えられる展開となっているため、欧州時間での値動きに警戒したい。

本日の指標は、6:45にNZ・小売売上高、9:01に英・GFK消費者信頼感指数、9:35に米・ウォラーFRB理事の発言、10:30に中・新築住宅販売価格、13:00にマレーシア・消費者物価指数、14:00にシンガポール・消費者物価指数、16:00にトルコ・設備稼働率、トルコ・景気動向指数、独・実質GDP、17:00に英・グリーンMPC委員の発言、18:00に独・IFO景況感指数、19:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言がある予定だ。今年高値付近まで急騰したフラン円の調整の値動きに、十分警戒したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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