上昇しているユーロ米ドルの値動きを注視か

2024.02.12
- 英・ベイリーBOE総裁の発言
- 米・ボウマンFRB理事の発言
先週末の米国通貨は、9日に発表された加・1月雇用統計にて、失業率が5.8%から5.7%に改善したことで、加ドルが対円で指標発表直後に上昇した。加ドル円は110.785から111.321まで上昇。その後急落した。なお本日のアジア時間では110.852付近で推移しているため、加ドル円が米国時間で下伸するのか、方向性に注意したいところだ。
欧州通貨は、先週末に発表された独・1月消費者物価指数にて、前年比で前月と変わらず2.9%となったことで、ユーロが対米ドルで上昇した。ユーロ米ドルは1.0762から1.0799まで上昇。時間足200SMAを上抜けた。このままユーロが対米ドルで上昇していくのか、欧州時間での値動きに注目したい。
本日の指標は、16:00にトルコ・失業率、21:00に印・消費者物価指数、23:00に露・貿易収支、23:20に米・ボウマンFRB理事の発言、26:00に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、27:00に英・ベイリーBOE総裁の発言、米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言、28:00に米・財政収支、翌6:55に豪・コーラーRBA総裁の発言がある予定だ。上昇しているユーロ米ドルの値動きを慎重に注視したい。
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