インフレリスク発言で上向いたポンドの方向性に警戒か

2024.02.09
- タイ・外貨準備高
- メキシコ・鉱工業生産
前日の米国通貨は、昨日発表された米・新規失業保険申請件数が、前週の22.4万件から21.8万件に減少したことで、米ドルが米国時間で強含んだ。米ドル円は147.929から149.479まで上昇。時間足ボリンジャーバンド+2σに沿ってのバンドウォークが確認された。なお本日のアジア時間でも米ドル円は下値を固めているため、欧州時間での通貨強弱に変化が生じるのか、注視したい。
欧州通貨は、昨日英・BOEマンMPC委員が「労働市場は依然としてひっ迫しており、根強いインフレ持続性のリスクを認識」していると発言。ポンドが対円で上昇した。ポンド円は186.867から188.498まで約1.6円上昇。今年高値に迫る勢いでの上昇となった。このまま上昇が継続するのか、欧州時間での値動きに警戒したい。
本日の指標は、16:00にノルウェー・消費者物価指数、独・消費者物価指数、トルコ・鉱工業生産、16:30にハンガリー・消費者物価指数、タイ・外貨準備高、19:30に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、21:00にメキシコ・鉱工業生産、22:30に加・雇用統計、27:30に米・ローガン:ダラス連銀総裁の発言がある予定だ。インフレリスク発言で上向いたポンドの方向性を、慎重に注視したい。
過去の相場レポート
2025.06.05
ECB政策金利発表にて強弱性が変化するのか注目か
2025.06.04
弱含みから一転上昇した米ドルの指標発表による値動きに警戒か
2025.06.03
最弱となった米ドルが要人発言にて回復するのか注視か
2025.06.02
弱含んだユーロの回復余地に注目か
2025.05.30
月足確定直前の通貨強弱の変化に要注意か
2025.05.29
対米ドルで下落したユーロの回復余地を静観か
2025.05.28
上昇したユーロの上伸性を注視か
2025.05.27
上昇したポンドの上値余地を注視か
2025.05.26
上昇したユーロ米ドルの続伸性に注目か
2025.05.23
対米ドルで落ち込んだユーロの回復余地を静観か