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インフレリスク発言で上向いたポンドの方向性に警戒か

相場レポート

インフレリスク発言で上向いたポンドの方向性に警戒か

インフレリスク発言で上向いたポンドの方向性に警戒か
本日のポイント
  1. タイ・外貨準備高
  2. メキシコ・鉱工業生産

前日の米国通貨は、昨日発表された米・新規失業保険申請件数が、前週の22.4万件から21.8万件に減少したことで、米ドルが米国時間で強含んだ。米ドル円は147.929から149.479まで上昇。時間足ボリンジャーバンド+2σに沿ってのバンドウォークが確認された。なお本日のアジア時間でも米ドル円は下値を固めているため、欧州時間での通貨強弱に変化が生じるのか、注視したい。

欧州通貨は、昨日英・BOEマンMPC委員が「労働市場は依然としてひっ迫しており、根強いインフレ持続性のリスクを認識」していると発言。ポンドが対円で上昇した。ポンド円は186.867から188.498まで約1.6円上昇。今年高値に迫る勢いでの上昇となった。このまま上昇が継続するのか、欧州時間での値動きに警戒したい。

本日の指標は、16:00にノルウェー・消費者物価指数、独・消費者物価指数、トルコ・鉱工業生産、16:30にハンガリー・消費者物価指数、タイ・外貨準備高、19:30に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、21:00にメキシコ・鉱工業生産、22:30に加・雇用統計、27:30に米・ローガン:ダラス連銀総裁の発言がある予定だ。インフレリスク発言で上向いたポンドの方向性を、慎重に注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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