日足RSIが下降傾向のポンド米ドルの値動きに注意か

2024.02.06
- 欧・小売売上高
- 独・製造業新規受注
前日の米国通貨は、米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁が「コアインフレ率はFRBが設定した目標に向けて急速に進展している」と発言し、利下げ織り込みに拍車をかける形となったが、市場は反対の値動きを示し、米ドルが上昇した。ユーロ米ドルは1.0786から1.0723まで下落。サポートとして機能していた日足200EMAを、実体足で下抜けた。
欧州通貨は、ポンドが最弱通貨となり、ポンド米ドルが2日続落した。ポンド米ドルは1.2631から1.2518まで下落。日足ではボリンジャーバンド+2σから⁻3σまでの連続した下落となり、日足200EMAにタッチした時点で下げ止まった。週足では上値を更新できずに切り下げているため、ポンドの軟化に注意したい。
本日は、9:00に英・既存店売上高、9:30に豪・小売売上高、10:00にフィリピン・消費者物価指数、12:30に豪・RBA政策金利と声明発表、16:00に独・製造業新規受注、17:00に台湾・消費者物価指数、18:30に英・建設業PMI、19:00に欧・小売売上高、22:30に加・住宅建設許可、24:00に加・Ivey購買部協会指数、26:00に米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言、27:00に米・3年債入札がある予定だ。日足RSIが下降傾向のポンド米ドルの値動きを、慎重に注視したい。
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