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米ドル売りに相関せず昨年高値に迫っている加ドル円の上伸性に警戒か

相場レポート

米ドル売りに相関せず昨年高値に迫っている加ドル円の上伸性に警戒か

米ドル売りに相関せず昨年高値に迫っている加ドル円の上伸性に警戒か
本日のポイント
  1. 米・景気先行指数
  2. フィリピン・小売売上高

先週末の米国通貨は、19日金曜日に発表された加・11月小売売上高が、前月の0.7%からマイナス0.2%に悪化したにも関わらず、加ドルが対円で5日続伸した。円売り・米ドル売り相場となったこともあり、加ドル円は109.712から110.326まで上昇。今年高値を大きく更新した。なお加ドル円は昨年高値の111.091までわずかとなっているため、調整を挟んでの高値追いに警戒したい。

欧州通貨は、先週末に発表された英・12月小売売上高が、前年比で前月の0.1%からマイナス2.4%に悪化し、自動車燃料を除いた前年比も前月から下振れたことで、ポンドが対円で下落した。ポンド円は188.920から187.412まで約2.5円下落。4時間足20MAに下値サポートされる形で下げ止まった。なお日足ではRSIがダイバージェンスとなっているため、下落に注意したい。

本日は、10:15に中国・最優遇貸出金利、13:00にマレーシア・消費者物価指数、17:00に台湾・失業率、17:30に香港・消費者物価指数、18:00にフィリピン・小売売上高と鉱工業生産、20:00にイスラエル・製造業生産、23:30にトルコ・中央政府債務、24:00に米・景気先行指数、25:30に米・6ヶ月債入札、30:00に韓・生産者物価指数伸び率がある予定だ。米ドル売りに相関せず昨年高値に迫っている加ドル円の上伸性に、警戒したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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