米ドル売りに相関せず昨年高値に迫っている加ドル円の上伸性に警戒か
2024.01.22
- 米・景気先行指数
- フィリピン・小売売上高
先週末の米国通貨は、19日金曜日に発表された加・11月小売売上高が、前月の0.7%からマイナス0.2%に悪化したにも関わらず、加ドルが対円で5日続伸した。円売り・米ドル売り相場となったこともあり、加ドル円は109.712から110.326まで上昇。今年高値を大きく更新した。なお加ドル円は昨年高値の111.091までわずかとなっているため、調整を挟んでの高値追いに警戒したい。
欧州通貨は、先週末に発表された英・12月小売売上高が、前年比で前月の0.1%からマイナス2.4%に悪化し、自動車燃料を除いた前年比も前月から下振れたことで、ポンドが対円で下落した。ポンド円は188.920から187.412まで約2.5円下落。4時間足20MAに下値サポートされる形で下げ止まった。なお日足ではRSIがダイバージェンスとなっているため、下落に注意したい。
本日は、10:15に中国・最優遇貸出金利、13:00にマレーシア・消費者物価指数、17:00に台湾・失業率、17:30に香港・消費者物価指数、18:00にフィリピン・小売売上高と鉱工業生産、20:00にイスラエル・製造業生産、23:30にトルコ・中央政府債務、24:00に米・景気先行指数、25:30に米・6ヶ月債入札、30:00に韓・生産者物価指数伸び率がある予定だ。米ドル売りに相関せず昨年高値に迫っている加ドル円の上伸性に、警戒したい。
過去の相場レポート
2024.05.17
対円で上昇したポンドの上値余地を静観か
2024.05.16
米CPI低下で下落した米ドルの下値余地に警戒か
2024.05.15
独・ZEW景況感指数が好調にて上昇したユーロの上伸性を注視か
2024.05.14
明日の米CPIを前に米ドルの値動きに変化が生じるのか米ドルに注目か
2024.05.13
対米ドルで軟化したポンドの下値余地に警戒か
2024.05.10
上値が重くなったポンドの動向を注視か
2024.05.09
最強通貨となったスイスフランが上伸するのか注目か
2024.05.08
底堅い加ドルの上値余地に要注目か
2024.05.07
上昇しているフラン円が上値を伸ばすのか静観か
2024.05.06
失業率が変わらず上昇しているユーロの上値余地に注目か