欧米のクリスマス休暇入り前に通貨強弱が明確となるのか注視か

2023.12.22
- 米・PCEデフレーター
- 加・実質GDP
前日の米国通貨は、昨日発表された米・第3四半期実質GDPが、前回値の5.2%から4.9%に低下したことで、米ドルが対円で下落した。米ドル円は143.552から142.038まで下落。本日のアジア時間でも下落を続け、141.868をタッチした。なお日足ベースでは200SMAを一時的に下抜けているため、このまま下落の勢いが継続するのか、じっくりと観察したい。
欧州通貨は、本日の欧州時間で独・輸入物価指数の発表を控えているユーロが、対円で小幅に下落した。ユーロ円は157.130から156.115まで下落。時間足200SMAを一時的に下抜けた。ただ、本日のアジア時間では円高傾向がひと段落し、ユーロ円が反発している。そのため、欧米のクリスマス休暇前に日本円が弱まりユーロが巻き返すのか、注視したいところだ。
本日は、欧州時間の16:00に英・小売売上高、英・第3四半期GDP、英・経常収支、独・輸入物価指数、16:45に仏・消費者信頼感指数、仏・生産者物価指数、17:00に台湾・失業率、21:00にメキシコ・貿易収支と、米国時間の22:30に加・実質GDP、米・耐久財受注、米・個人所得、米・PCEデフレーター、24:00に米・新築住宅販売件数、米・ミシガン大消費者信頼感指数がある予定だ。欧米のクリスマス休暇入り前に通貨強弱が明確となるのか、慎重に注視したい。
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