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欧米のクリスマス休暇入り前に通貨強弱が明確となるのか注視か

相場レポート

欧米のクリスマス休暇入り前に通貨強弱が明確となるのか注視か

欧米のクリスマス休暇入り前に通貨強弱が明確となるのか注視か
本日のポイント
  1. 米・PCEデフレーター
  2. 加・実質GDP

前日の米国通貨は、昨日発表された米・第3四半期実質GDPが、前回値の5.2%から4.9%に低下したことで、米ドルが対円で下落した。米ドル円は143.552から142.038まで下落。本日のアジア時間でも下落を続け、141.868をタッチした。なお日足ベースでは200SMAを一時的に下抜けているため、このまま下落の勢いが継続するのか、じっくりと観察したい。

欧州通貨は、本日の欧州時間で独・輸入物価指数の発表を控えているユーロが、対円で小幅に下落した。ユーロ円は157.130から156.115まで下落。時間足200SMAを一時的に下抜けた。ただ、本日のアジア時間では円高傾向がひと段落し、ユーロ円が反発している。そのため、欧米のクリスマス休暇前に日本円が弱まりユーロが巻き返すのか、注視したいところだ。

本日は、欧州時間の16:00に英・小売売上高、英・第3四半期GDP、英・経常収支、独・輸入物価指数、16:45に仏・消費者信頼感指数、仏・生産者物価指数、17:00に台湾・失業率、21:00にメキシコ・貿易収支と、米国時間の22:30に加・実質GDP、米・耐久財受注、米・個人所得、米・PCEデフレーター、24:00に米・新築住宅販売件数、米・ミシガン大消費者信頼感指数がある予定だ。欧米のクリスマス休暇入り前に通貨強弱が明確となるのか、慎重に注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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