loading
search

円高からの反発局面に入っているクロス円の動向に要注意か

相場レポート

円高からの反発局面に入っているクロス円の動向に要注意か

円高からの反発局面に入っているクロス円の動向に要注意か
本日のポイント
  1. 日・景気動向指数
  2. 欧米の主要国がクリスマス休暇

先週末の米国通貨は、22日(金)に発表された米・11月個人所得が、前月の0.2%から0.4%に増加した一方、個人支出は前月と変わらず0.2%となったことで、米ドルが米国時間でわずかに回復した。ユーロ米ドルは1.1040まで上昇していた中、1.0998まで急落。時間足20MA直下まで値を下げた。テクニカル面では、ユーロ米ドルは日足ボリンジャーバンド+2σ手前まで上伸しているため、クリスマス中のユーロ米ドルの急落に警戒したい。

欧州通貨は、先週末に発表された独・11月輸入物価指数が、前年比で前月のマイナス13.0%からマイナス9.0%に回復したことで、ユーロが対円で小幅に反発した。ユーロ円は156.134から156.994まで上昇。4時間足にて再びの反発上昇局面へと回復した。日足でも200SMAが綺麗なサポートラインとして機能しているため、23年最終週にユーロが対円で上向くのか、注視したい。

本日の指標は、14:00に日・景気動向指数、17:00に台湾・鉱工業生産、が予定されている以外、欧米がクリスマス休暇のため、大きな指標発表や要人発言は予定されていない。なお明日も引き続き英国やスイス、ドイツなど欧州の主要国が休場となる。円高からの反発局面に入っているクロス円の動向に、十分注意したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

過去の相場レポート

  1. 2025.04.21New

    欧米の連休明けとなる中で通貨強弱が変化するのか方向性を静観か

  2. 2025.04.18New

    軟化している米ドルの休場中の値動きに要警戒か

  3. 2025.04.17New

    ECB政策金利発表でのユーロの値動きを静観か

  4. 2025.04.16New

    上昇した米ドルが要人発言にて変化するのか静観か

  5. 2025.04.15New

    上昇したポンドの上伸性を注視か

  6. 2025.04.14

    年初来高値を更新したユーロ米ドルの上値追いに注目

  7. 2025.04.11

    再び見られた円高傾向が継続するのか米国時間での値動きを注視か

  8. 2025.04.10

    米トランプ大統領の関税停止発言により上昇した米ドルの上値余地に注意か

  9. 2025.04.09

    連続上昇したユーロ豪ドルの調整の値動きを注視か

  10. 2025.04.08

    最弱となったポンドの反発余力に注目か