円高からの反発局面に入っているクロス円の動向に要注意か

2023.12.25
- 日・景気動向指数
- 欧米の主要国がクリスマス休暇
先週末の米国通貨は、22日(金)に発表された米・11月個人所得が、前月の0.2%から0.4%に増加した一方、個人支出は前月と変わらず0.2%となったことで、米ドルが米国時間でわずかに回復した。ユーロ米ドルは1.1040まで上昇していた中、1.0998まで急落。時間足20MA直下まで値を下げた。テクニカル面では、ユーロ米ドルは日足ボリンジャーバンド+2σ手前まで上伸しているため、クリスマス中のユーロ米ドルの急落に警戒したい。
欧州通貨は、先週末に発表された独・11月輸入物価指数が、前年比で前月のマイナス13.0%からマイナス9.0%に回復したことで、ユーロが対円で小幅に反発した。ユーロ円は156.134から156.994まで上昇。4時間足にて再びの反発上昇局面へと回復した。日足でも200SMAが綺麗なサポートラインとして機能しているため、23年最終週にユーロが対円で上向くのか、注視したい。
本日の指標は、14:00に日・景気動向指数、17:00に台湾・鉱工業生産、が予定されている以外、欧米がクリスマス休暇のため、大きな指標発表や要人発言は予定されていない。なお明日も引き続き英国やスイス、ドイツなど欧州の主要国が休場となる。円高からの反発局面に入っているクロス円の動向に、十分注意したい。
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