米国時間でのボラティリティ低下でもユーロ米ドルが動き出すのか静観か

2023.11.24
- 独・第3四半期GDP
- 加・小売売上高
前日の米国通貨は、米国市場が祝日により休場となったため、米ドルの値動きが小幅にとどまった。米ドル円は148.891から149.692までわずかに上昇。時間足20MA上位に回帰した。テクニカル面では、米ドル円は日足75MAが下値支持線となり下ヒゲ陽線で反発しており、日足20MA上位に向けての上昇の値動きに入りかけている。本日の米国は短縮取引のため、ボラティリティ低下による突発的な値動きに警戒したい。
欧州通貨は、昨日発表された独・11月製造業/サービス業PMIの速報値が、前月から製造業・サービス業ともに回復したため、ユーロが対米ドルでわずかに上昇した。ユーロ米ドルは1.0881から1.0930まで上昇。時間足20MAに沿っての小動きとなった。ただ、日足ではRSIが買われすぎサインの70に到達しているため、欧州時間での値動きに注意したい。
本日の指標は、16:00に独・GDP、トルコ・設備稼働率、18:00に独・IFO景況感指数、19:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、21:00にメキシコ・実質GDP、ブラジル・FGV消費者信頼感指数、22:30に加・小売売上高、23:00にメキシコ・経常収支、23:45に米・PMI購買担当者景気指数がある予定だ。週末最終日にて米国時間でのボラティリティ低下が予想される中、ユーロ米ドルが動き出すのか、静観したい。
過去の相場レポート
2025.09.12
ECB後に微上昇したユーロの上値余地を静観か
2025.09.11
ECB政策金利発表後のラガルドECB総裁の記者会見での発言に注意か
2025.09.10
対円で弱含んだポンドの回復余地を静観か
2025.09.09
続伸したユーロ米ドルの上値余地に注目か
2025.09.08
米雇用統計後に弱含んだ米ドルの下伸性が見られるのか方向性に注目か
2025.09.05
対円で上昇したポンドの上値余地を注視か
2025.09.04
PPI低下も上昇したユーロの上値余地を静観か
2025.09.03
対円で上昇したスイスフランの上値余地を注視か
2025.09.02
対米ドルで下落した加ドルの下値余地を注視か
2025.09.01
米国が休場下での月初の値動きを注視か