円高が続かず反発上昇となったクロス円の値動きを要警戒か
2023.11.23
- 英・製造業/サービス業PMI(速報値)
- NZ・第3四半期小売売上高
前日の米国通貨は、米国時間で発表された米・10月中古住宅販売件数が、前月の396万件から379万件に減少したことで、米ドルが米国時間終盤で失速した。米ドル円は148.027から149.742まで上昇。その後149.037まで失速した。時間足では、米ドル円は20MAに沿っての上昇トレンドが形成されており、日足では75MAが下値サポートとして機能し、反発している。このまま米ドルが反発をしていくのか、米国時間での値動きを見守りたい。
欧州通貨は、本日の欧・ECB理事会議事要旨公表を控え、ユーロが対円で上昇した。米ドル円が反発する中、ユーロ円も同様の値動きを見せ、161.592から162.935まで上昇。4時間足20MAより下位に位置していたが、上位に舞い戻った。ユーロ円は日足20MAにタッチしたのちしっかりと反発が入っているため、このまま来週に向けて再び上昇していくのか、注目したい。
本日は、16:00にノルウェー・第3四半期GDP、17:15に仏・製造業/サービス業PMI(速報値)、17:30に独・製造業/サービス業PMI(速報値)、18:00に欧・製造業/サービス業PMI(速報値)、18:30に英・製造業/サービス業PMI(速報値)、20:00にトルコ・TCMB政策金利と声明発表、イスラエル・鉱工業生産、21:30に欧・ECB理事会議事録公表、翌6:45にNZ・第3四半期小売売上高がある予定だ。円高が続かず反発上昇となったクロス円の値動きに、警戒したい。
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