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円高が続かず反発上昇となったクロス円の値動きを要警戒か

相場レポート

円高が続かず反発上昇となったクロス円の値動きを要警戒か

円高が続かず反発上昇となったクロス円の値動きを要警戒か
本日のポイント
  1. 英・製造業/サービス業PMI(速報値)
  2. NZ・第3四半期小売売上高

前日の米国通貨は、米国時間で発表された米・10月中古住宅販売件数が、前月の396万件から379万件に減少したことで、米ドルが米国時間終盤で失速した。米ドル円は148.027から149.742まで上昇。その後149.037まで失速した。時間足では、米ドル円は20MAに沿っての上昇トレンドが形成されており、日足では75MAが下値サポートとして機能し、反発している。このまま米ドルが反発をしていくのか、米国時間での値動きを見守りたい。

欧州通貨は、本日の欧・ECB理事会議事要旨公表を控え、ユーロが対円で上昇した。米ドル円が反発する中、ユーロ円も同様の値動きを見せ、161.592から162.935まで上昇。4時間足20MAより下位に位置していたが、上位に舞い戻った。ユーロ円は日足20MAにタッチしたのちしっかりと反発が入っているため、このまま来週に向けて再び上昇していくのか、注目したい。

本日は、16:00にノルウェー・第3四半期GDP、17:15に仏・製造業/サービス業PMI(速報値)、17:30に独・製造業/サービス業PMI(速報値)、18:00に欧・製造業/サービス業PMI(速報値)、18:30に英・製造業/サービス業PMI(速報値)、20:00にトルコ・TCMB政策金利と声明発表、イスラエル・鉱工業生産、21:30に欧・ECB理事会議事録公表、翌6:45にNZ・第3四半期小売売上高がある予定だ。円高が続かず反発上昇となったクロス円の値動きに、警戒したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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