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弱含んでいる日本円がさらに失速するのか、クロス円の上値余地に警戒か

相場レポート

弱含んでいる日本円がさらに失速するのか、クロス円の上値余地に警戒か

弱含んでいる日本円がさらに失速するのか、クロス円の上値余地に警戒か
本日のポイント
  1. メキシコ・消費者物価指数
  2. トルコ・総外貨準備高

前日の米国通貨は、米パウエルFRB議長の発言があったものの、金融政策については言及せず、米ドルが対円で小幅に上昇した。米ドル円は150.288から151.060まで上昇。時間足20MAに沿っての緩やかな上昇となった。米ドル円は昨日の上昇で節目の150円から151円台へとフェーズを移しており、上昇勢力が強まっている。このまま米国時間で米ドルが上伸するのか、注目したい。

欧州通貨は、昨日発表された独・10月消費者物価指数(CPI/確報値)が、前年比で前月の3.8%と変わらなかったことで、ユーロが対円で上昇した。全般的にクロス円が上昇する中、ユーロ円は160.441から161.730まで上昇。高値を大きく更新した。日本円が弱まる中でユーロが対円で上伸するのか、慎重に方向感を見極めたいところだ。

本日は、16:00にスウェーデン・住宅価格、17:30に英・ピルMPC委員の発言、18:00に欧・ECB月例報告、18:30に南ア・鉱業生産、20:00に南ア・製造業生産、20:30にトルコ・総外貨準備高、21:00にメキシコ・消費者物価指数、22:30に米・新規失業保険申請件数、23:30に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、26:30に欧・ラガルドECB総裁の発言、28:00に米・パウエルFRB議長の発言、メキシコ・政策金利がある予定だ。弱含んでいる日本円がさらに失速するのか、クロス円の上値余地に警戒したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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