昨日からの欧州通貨高が継続するのか、ECBに向けての値動きに注目か

2023.10.24
- 独・製造業/サービス業PMI
- 米・リッチモンド連銀製造業活動指数
前日の米国通貨は、米ドルが米国時間終盤にかけて下落していき、最終的に最弱通貨となった。米ドル円は149.993から149.557まで急落。節目の150円が近づくと売り勢力に上値をレジストされる形が継続した。ただ、4時間足では20MAを挟んでの細かな値動きに終始しており、4時間足75MAより上位で推移しているため、来週の米FOMCまでに特徴的な値動きが現れるかは、慎重に見極めたいところだ。
欧州通貨は、ポンドがユーロと同じく最強通貨となり、すべての通貨に対し強含んだ。ポンド円は182.036から183.489まで上昇。4時間足200SMA直下から、リテストを含まずに急騰した。なおポンド円は本日のアジア時間でも上方向を目指しており、直近高値の183.800を試そうとしている。欧州時間に向けてポンドが対円で上昇するのか、注目したい。
本日は、15:00に英・雇用統計、独・GFK消費者信頼感調査、16:15に仏・製造業/サービス業PMI、16:30に独・製造業/サービス業PMI、17:00に欧・製造業/サービス業PMI、17:30に英・製造業/サービス業PMI、21:00にハンガリー・政策金利と声明発表、21:30に欧・ラガルドECB総裁の発言、22:45に米・製造業/サービス業PMI、23:00に米・リッチモンド連銀製造業活動指数がある予定だ。昨日からの欧州通貨高が継続するのか、ECBに向けての値動きに注目したい。
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