ECB前日のユーロが軟化していくのか、方向感を慎重に注視か

2023.10.25
- 欧・ラガルドECB総裁の発言
- 米・新築住宅販売件数
前日の米国通貨は、昨日発表された米・10月PMI(購買担当者景気指数)が、製造業・サービス業ともに前回値から改善し、ベンチマークの50を上回ったことで、米ドルが対円で反発した。米ドル円は149.322から149.927まで上昇。時間足にて200SMAを下回っていたが、昨日の反発により再び200SMAより上位に躍り出た。来週のFOMCまでは小動きが予想されるが、米国時間で米ドル円が動くのか、注視したい。
欧州通貨は、昨日発表された独・製造業/サービス業PMIが、前月からともに悪化したことで、ユーロが対円で大きく下落した。ユーロ円は159.916から158.533まで約1.4円下落。4時間足20MAを大きく下抜けた。ただ、上位足の日足では依然10MAより上位に位置しており、日足RSIが54付近での推移となっているため、明日のECBに向けてのユーロの値動きに注目したい。
本日は、16:00にトルコ・設備稼働率、17:00に独・IFO景況感指数、欧・マネーサプライ、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:00にブラジル・消費者信頼感指数、23:00に加・BOC政策金利と声明発表、米・新築住宅販売件数、23:30に米・週間原油在庫、24:00に加・マックレムBOC総裁の発言、25:00に露・鉱工業生産、26:00に米・5年債入札、欧・ラガルドECB総裁の発言がある予定だ。ECB前日のユーロが軟化していくのか、方向感を慎重に見極めたい。
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