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ECB前日のユーロが軟化していくのか、方向感を慎重に注視か

相場レポート

ECB前日のユーロが軟化していくのか、方向感を慎重に注視か

ECB前日のユーロが軟化していくのか、方向感を慎重に注視か
本日のポイント
  1. 欧・ラガルドECB総裁の発言
  2. 米・新築住宅販売件数

前日の米国通貨は、昨日発表された米・10月PMI(購買担当者景気指数)が、製造業・サービス業ともに前回値から改善し、ベンチマークの50を上回ったことで、米ドルが対円で反発した。米ドル円は149.322から149.927まで上昇。時間足にて200SMAを下回っていたが、昨日の反発により再び200SMAより上位に躍り出た。来週のFOMCまでは小動きが予想されるが、米国時間で米ドル円が動くのか、注視したい。

欧州通貨は、昨日発表された独・製造業/サービス業PMIが、前月からともに悪化したことで、ユーロが対円で大きく下落した。ユーロ円は159.916から158.533まで約1.4円下落。4時間足20MAを大きく下抜けた。ただ、上位足の日足では依然10MAより上位に位置しており、日足RSIが54付近での推移となっているため、明日のECBに向けてのユーロの値動きに注目したい。

本日は、16:00にトルコ・設備稼働率、17:00に独・IFO景況感指数、欧・マネーサプライ、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:00にブラジル・消費者信頼感指数、23:00に加・BOC政策金利と声明発表、米・新築住宅販売件数、23:30に米・週間原油在庫、24:00に加・マックレムBOC総裁の発言、25:00に露・鉱工業生産、26:00に米・5年債入札、欧・ラガルドECB総裁の発言がある予定だ。ECB前日のユーロが軟化していくのか、方向感を慎重に見極めたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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