加・CPIが前月の4.0%より上昇し加ドル上昇なるのか
2023.10.17
- 加・消費者物価指数
- 米・鉱工業生産
前日の米国通貨は、昨日発表された加・8月卸売売上高が、前月比で0.2%から2.3%に改善したことで、加ドルが対円で上昇した。加ドル円は109.214から109.982まで上昇。隣国の米ドルが対円で上値を抑えられる中での上昇となった。テクニカル的には、加ドル円は4時間足20MAボトムからの上昇となっており、日足ではRSIが買われすぎ手前の55.7付近で上昇している。このまま対円で加ドルが強含むのか、慎重に判断したい。
欧州通貨は、昨日英ピルMPC委員が「BOEはインフレに関して多くの事をしてきたが、インフレ率の低下だけで我々の仕事が終わったとは言えない」と発言したことで、ポンドが対円で上昇した。ポンド円は181.140から182.744まで上昇。4時間足200SMA直下までの上昇となった。英国は明日にもCPI発表を控えているため、CPI結果によってのポンドの上昇に警戒したい。
本日は、15:00に英・雇用統計、18:00に独・ZEW景況感指数、欧・ZEW景況感指数、20:00にブラジル・インフレ指数、21:00に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、21:15に加・住宅着工件数、21:30に加・国債証券取扱高、加・消費者物価指数、米・小売売上高、22:00に米・ボウマンFRB理事の発言、22:15に米・鉱工業生産、米・設備稼働率、23:00に米・企業在庫、米・NAHB住宅市場指数、26:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言がある予定だ。加・CPIが前月の4.0%より上昇するのか、指標結果による加ドルの値動きに注意したい。
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