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加・CPIが前月の4.0%より上昇し加ドル上昇なるのか

相場レポート

加・CPIが前月の4.0%より上昇し加ドル上昇なるのか

加・CPIが前月の4.0%より上昇し加ドル上昇なるのか
本日のポイント
  1. 加・消費者物価指数
  2. 米・鉱工業生産

前日の米国通貨は、昨日発表された加・8月卸売売上高が、前月比で0.2%から2.3%に改善したことで、加ドルが対円で上昇した。加ドル円は109.214から109.982まで上昇。隣国の米ドルが対円で上値を抑えられる中での上昇となった。テクニカル的には、加ドル円は4時間足20MAボトムからの上昇となっており、日足ではRSIが買われすぎ手前の55.7付近で上昇している。このまま対円で加ドルが強含むのか、慎重に判断したい。

欧州通貨は、昨日英ピルMPC委員が「BOEはインフレに関して多くの事をしてきたが、インフレ率の低下だけで我々の仕事が終わったとは言えない」と発言したことで、ポンドが対円で上昇した。ポンド円は181.140から182.744まで上昇。4時間足200SMA直下までの上昇となった。英国は明日にもCPI発表を控えているため、CPI結果によってのポンドの上昇に警戒したい。

本日は、15:00に英・雇用統計、18:00に独・ZEW景況感指数、欧・ZEW景況感指数、20:00にブラジル・インフレ指数、21:00に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、21:15に加・住宅着工件数、21:30に加・国債証券取扱高、加・消費者物価指数、米・小売売上高、22:00に米・ボウマンFRB理事の発言、22:15に米・鉱工業生産、米・設備稼働率、23:00に米・企業在庫、米・NAHB住宅市場指数、26:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言がある予定だ。加・CPIが前月の4.0%より上昇するのか、指標結果による加ドルの値動きに注意したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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