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円高・米ドル高により下落しているポンド円の下値余地を注視か

相場レポート

円高・米ドル高により下落しているポンド円の下値余地を注視か

円高・米ドル高により下落しているポンド円の下値余地を注視か
本日のポイント
  1. スイス・消費者物価指数
  2. 米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言

前日の米国通貨は、昨日発表された米・9月PMIが、前月の48.9から49.8へと上振れたことで、米ドルが米国時間で最強通貨となった。米ドル円は149.401から149.697まで上昇。また、本日のアジア時間にて日・鈴木財務相が「為替動向は水準ではなくボラティリティの問題」と発言したことを受け、米ドル高に拍車がかかっている。本日米国時間での指標発表により、米ドル高が加速するのか警戒したい。

欧州通貨は、ポンドが米国時間終盤で下落した。ポンド円は182.812から180.976まで下落。日足75MAを下抜け、本日のアジア時間でも下方向に進んでいる状況だ。週足では10MAをすでに下抜けており、20MAをも下抜けた場合、ダブルトップかトリプルボトムになる可能性があるため、下値余地に十分注意したいところだ。

本日は、12:30に豪・RBA政策金利と声明発表、14:00に印・製造業PMI、15:00にスウェーデン・マネーマーケットインフレ率、15:30にスイス・消費者物価指数、15:45に仏・財政収支、16:00にトルコ・消費者物価指数と生産者物価指数、21:00にブラジル・鉱工業生産、米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、22:00にシンガポール・製造業PMI、23:00に米・JOLTS求人件数がある予定だ。円高・米ドル高により下落しているポンド円の下値余地を、十分に注意したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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