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反発が続かず下落トレンドへと舞い戻ったユーロ米ドルの値動きを注視か

相場レポート

反発が続かず下落トレンドへと舞い戻ったユーロ米ドルの値動きを注視か

反発が続かず下落トレンドへと舞い戻ったユーロ米ドルの値動きを注視か
本日のポイント
  1. 米・ISM製造業景気指数
  2. 英・ネーションワイド住宅価格指数

先週末の米国通貨は、9/29に発表された加・7月GDPが、前月比で市場予想の0.2から下振れ0.0%となったことで、加ドルが最弱通貨となった。加ドル円は111.167の年初来高値を更新後に急落。1019.940まで約120pipsの下落となった。加ドル円は先週末の下落により日足10MAを割り込む形となっている。月初の加ドル円の方向性を、慎重に注視したい。

欧州通貨は、欧・9月消費者物価指数(HICP)の確報値が前年比で前回の5.2から4.3%に低下したことにより、ユーロが米国時間にかけて上値を重くした。ユーロ米ドルはアジア時間でこそ反発していたものの、米国時間で失速。1.0616から1.0564まで反落した。テクニカル的には、4時間足20MA上位に回帰したものの、日足では依然20MA下位での推移が継続しているため、ユーロ米ドルの下落トレンドが継続するのか、注意したい。

本日は、15:00に英・ネーションワイド住宅価格指数、15:30にスイス・小売売上高、16:00にトルコ・製造業PMI、16:50に仏・製造業PMI、16:55に独・製造業PMI、17:00に欧・製造業PMI、17:30に英・製造業PMI、18:00に欧・雇用統計、22:45に米・製造業PMI、23:00に米・建設支出、米・ISM製造業景気指数、24:00に米・パウエルFRB議長の発言、米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言、24:30に米・6ヶ月債入札がある予定だ。反発が続かず下落トレンドへと舞い戻ったユーロ米ドルの値動きを、慎重に注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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