0.25%利上げ予想のBOEでのポンドの値動きに要警戒か
2023.09.21
- 英・BOC政策金利と声明発表
- 米・新規失業保険申請件数
前日の米国通貨は、昨日行われたFOMCにて、パウエルFRB議長が、「インフレ率2%を達成することには、依然強くコミットしている」といつも通りの定例文で応戦したことで、会見後から米ドルが対ユーロで強含んだ。ユーロ米ドルは1.0736の高値をつけたあとに反落。1.0658まで下落した。本日のアジア時間では1.0617まで値を下げているため、欧州時間でのユーロの下落に警戒したい。
欧州通貨は、本日のBOE政策金利発表を控え、ポンドが対円で往って来いとなった。ポンド円は182.452から183.345まで上昇したものの、米国時間で強さを維持できずに下落。本日のアジア時間では182.381まで値を下げている。ポンド円は今月に入ってから日足20MAより下位での目立たぬ動きとなっているが、181円台に日足75MAのサポートを控えているため、181円台で反発するのか、注視したい。
本日は、15:00に英・公共部門ネット負債、15:45に仏・企業景況感、16:00にトルコ・消費者信頼感指数、16:30にスイス・SNB政策金利と声明発表、20:00に英・BOC政策金利と声明発表、トルコ・TCMB政策金利と声明発表、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・経常収支、米・フィラデルフィア連銀景況指数、23:00に米・中古住宅販売件数、米・景気先行指数、欧・ラガルドECB総裁の発言、欧・消費者信頼感指数がある予定だ。0.25%利上げ予想のBOEにおいてポンドの値動きに、十分警戒したい。
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