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往って来いとなり上値を抑えられたユーロの値動きを注視か

相場レポート

往って来いとなり上値を抑えられたユーロの値動きを注視か

往って来いとなり上値を抑えられたユーロの値動きを注視か
本日のポイント
  1. 米・FOMC政策金利と声明発表
  2. 米・MBA住宅ローン申請指数

前日の米国通貨は、本日の米FOMC政策金利発表を前に、米ドルが対円でこう着状態となった。米ドル円は、147.505-147.918の間で上下動を繰り返す値動きに終始した。時間足では20MAをまたいでの値動きとなっており、4時間足では20MAに下値をサポートされての小動きが継続している。本日のFOMCにて政策金利が現状維持となった場合の、米ドルの値動きに警戒したい。

欧州通貨は、昨日発表された欧・8月消費者物価指数の確報値が前月の5.3%から5.2%となったことで、上昇していたユーロが米国時間終盤で押し返された。ユーロ円は157.738から158.275まで勢いよく上昇したのち失速。上昇分をほぼ相殺する形となった。なおユーロ米ドルも完全に往って来いの形となって引けたため、本日のFOMCにて上値が抑えられるのか、注視したい。

本日は、15:00に独・生産者物価指数、英・消費者物価指数、英・小売売上高、17:00に南ア・消費者物価指数、18:00に欧・建設業生産高、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数。南ア・小売売上高、23:30に米・週間原油在庫、27:00に米・FOMC政策金利と声明発表、27:30に米・パウエルFRB議長の記者会見がある予定だ。往って来いとなり上値を抑えられたユーロの値動きを、慎重に注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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