往って来いとなり上値を抑えられたユーロの値動きを注視か
2023.09.20
- 米・FOMC政策金利と声明発表
- 米・MBA住宅ローン申請指数
前日の米国通貨は、本日の米FOMC政策金利発表を前に、米ドルが対円でこう着状態となった。米ドル円は、147.505-147.918の間で上下動を繰り返す値動きに終始した。時間足では20MAをまたいでの値動きとなっており、4時間足では20MAに下値をサポートされての小動きが継続している。本日のFOMCにて政策金利が現状維持となった場合の、米ドルの値動きに警戒したい。
欧州通貨は、昨日発表された欧・8月消費者物価指数の確報値が前月の5.3%から5.2%となったことで、上昇していたユーロが米国時間終盤で押し返された。ユーロ円は157.738から158.275まで勢いよく上昇したのち失速。上昇分をほぼ相殺する形となった。なおユーロ米ドルも完全に往って来いの形となって引けたため、本日のFOMCにて上値が抑えられるのか、注視したい。
本日は、15:00に独・生産者物価指数、英・消費者物価指数、英・小売売上高、17:00に南ア・消費者物価指数、18:00に欧・建設業生産高、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数。南ア・小売売上高、23:30に米・週間原油在庫、27:00に米・FOMC政策金利と声明発表、27:30に米・パウエルFRB議長の記者会見がある予定だ。往って来いとなり上値を抑えられたユーロの値動きを、慎重に注視したい。
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