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市場予想に反し1.75%の据え置きとなったスイスフランの反発力に注目か

相場レポート

市場予想に反し1.75%の据え置きとなったスイスフランの反発力に注目か

市場予想に反し1.75%の据え置きとなったスイスフランの反発力に注目か
本日のポイント
  1. 米・クックFRB理事の発言
  2. 独・製造業/サービス業PMI

前日の米国通貨は、昨日発表された米・9月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が、前月の12.0からマイナス13.5へ大幅悪化したことで、米ドルが対円で下落した。米ドル円は148.457の今月高値を更新後に反落。147.321まで下落した。本日のアジア時間では小反発の動きが見られるものの、時間足20MAタッチで下落しているため、米国時間での値動きに警戒したい。

欧州通貨は、昨日発表されたスイス・SNB政策金利にて、前回同様1.75%に金利が据え置かれたことで、スイスフランが対円で大きく下落した。フラン円は165.058から162.975まで約2円下落。4時間足200EMAを一気に下抜けた。上位足の日足では20MAからの大幅下落となり、ボリンジャーバンド⁻3σまで下落したため、下落が継続するのか注視したい。

本日は、15:00に英・小売売上高、15:30に日・植田日銀総裁の記者会見、16:15に仏・製造業/サービス業PMI、16:30に独・製造業/サービス業PMI、17:00に台湾・失業率、欧・製造業/サービス業PMI、17:30に英・製造業/サービス業PMI、19:00に英・CBI企業動向調査、21:30に加・小売売上高、21:50に米・クックFRB理事の発言、22:45に米・製造業/サービス業PMIがある予定だ。市場予想に反し1.75%の据え置きとなったスイスフランの反発力に、注目したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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