市場予想に反し1.75%の据え置きとなったスイスフランの反発力に注目か

2023.09.22
- 米・クックFRB理事の発言
- 独・製造業/サービス業PMI
前日の米国通貨は、昨日発表された米・9月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が、前月の12.0からマイナス13.5へ大幅悪化したことで、米ドルが対円で下落した。米ドル円は148.457の今月高値を更新後に反落。147.321まで下落した。本日のアジア時間では小反発の動きが見られるものの、時間足20MAタッチで下落しているため、米国時間での値動きに警戒したい。
欧州通貨は、昨日発表されたスイス・SNB政策金利にて、前回同様1.75%に金利が据え置かれたことで、スイスフランが対円で大きく下落した。フラン円は165.058から162.975まで約2円下落。4時間足200EMAを一気に下抜けた。上位足の日足では20MAからの大幅下落となり、ボリンジャーバンド⁻3σまで下落したため、下落が継続するのか注視したい。
本日は、15:00に英・小売売上高、15:30に日・植田日銀総裁の記者会見、16:15に仏・製造業/サービス業PMI、16:30に独・製造業/サービス業PMI、17:00に台湾・失業率、欧・製造業/サービス業PMI、17:30に英・製造業/サービス業PMI、19:00に英・CBI企業動向調査、21:30に加・小売売上高、21:50に米・クックFRB理事の発言、22:45に米・製造業/サービス業PMIがある予定だ。市場予想に反し1.75%の据え置きとなったスイスフランの反発力に、注目したい。
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