米国時間で重なるカナダの指標発表に注目か
2023.09.18
- 加・住宅着工件数
- 米・NAHB住宅市場指数
先週末の米国通貨は、本日の米国時間で指標発表を控えている加ドルが、対円で上昇した。加ドル円は109.028から109.486まで上昇。時間足20MAに沿っての上昇となった。しかしながら週明けの本日は10pipsながらも下窓スタートとなっており、アジア時間では上値が重い展開が続いている。上位足の日足では6日連続陽線となっているため、調整下落が入る可能性を考慮しつつ、本日の指標発表に備えたい。
欧州通貨は、15日に発表された欧・7月貿易収支にて、季節調整済で前月の125億ユーロから29億ユーロへ減少したにも関わらず、ユーロが対米ドルで反発した。ユーロ米ドルは1.0633から1.0687まで上昇。時間足ボリンジャーバンド-3σに沿ってのバンドウォークが解消し、中心線まで回復した。ただ、上位足の4時間足では依然20MAより下位に位置しているため、20MAを実体足で超えられるまでは、方向性を慎重に判断したい。
本日は、16:00にチェコ・生産者物価指数、20:00にブラジル・IGP-10インフレ指数、20:30にトルコ・住宅価格指数、21:00にフィリピン・消費者物価指数、メキシコ・総需要、21:15に加・住宅着工件数、21:30に加・生産者物価指数、加・鉱工業生産、加・原材料価格、23:00に米・NAHB住宅市場指数、24:30に米・6ヶ月債入札がある予定だ。今週は米FOMCに加え日銀金融政策決定会合もあり、重要イベントが目白押しだ。まずは各種通貨の強弱性を、じっくりと見極めたい。
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