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スイスフランの上値の重さに要警戒か

相場レポート

スイスフランの上値の重さに要警戒か

スイスフランの上値の重さに要警戒か
本日のポイント
  1. 欧・消費者物価指数
  2. スイス・貿易収支

前日の米国通貨は、明日の米FOMCを控え、米ドルが対ユーロで下落した。ユーロ米ドルは1.0654から1.0697まで上昇。4時間足20MAを実体足で上抜けた。週足では、1.0625のサポートラインで反発が入っており、しばらくの上昇が見込めそうな形状となっている。ただ、明日のFOMCにて1.0625のサポートラインを割り込んだ場合には、流れが変わるため注意が必要となりそうだ。

欧州通貨は、本日貿易収支の発表を控えているスイスフランが、対円で下落した。フラン円は164.911から164.311まで下落。日足20MAより下位での推移が直近約1週間続いている。週足では、ボリンジャーバンド+2σに沿ってのバンドウォークが継続しており、RSIが買われすぎサインの70を超過してのダイバージェンスが見られている。今週末のBOJを控え、フランが対円で弱含んで行くのか、警戒したい。

本日は、15:00にスイス・貿易収支、17:00に欧・経常収支、17:30に香港・失業率、18:00に欧・消費者物価指数、19:00にイスラエル・GDP、21:30に加・消費者物価指数、米・住宅着工件数、米・建設許可件数、26:00に米・20年債入札、26:45に加・コジッキBOC副総裁の発言、翌7:45にNZ・第2四半期経常収支がある予定だ。スイスフランの上値の重さに十分警戒したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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