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円安下で上昇しているユーロ円の上値余地に注目か

相場レポート

円安下で上昇しているユーロ円の上値余地に注目か

円安下で上昇しているユーロ円の上値余地に注目か
本日のポイント
  1. 南ア・製造業生産高
  2. 英・ピルMPC委員の発言

先週末の米国通貨は、8日に発表された加・8月雇用統計にて、雇用者数が前月のマイナス0.64万人からプラス3.99万人と大幅改善し、失業率も市場予想の5.6%を下回り5.5%となったことで、加ドルが最強通貨となった。加ドル円は107.162から108.459まで上昇。4時間足200SMAタッチでリバウンドが入り、一気に駆け抜けた。週足では、10MAに下値をサポートされての上昇トレンドが継続しているため、このまま加ドルが対円で強含むのか、注目したい。

欧州通貨は、先週末に明らかになった独・8月CPIが、前年比で前月の6.1%と一致したことで、ユーロが対円で上昇した。ユーロ円は157.001から158.392まで反発。約1.4円の上昇となった。他のクロス円と比較し上昇幅は大きいものの、4時間足にて200SMAを下ヒゲ陰線で下抜けたのちの反発のため、ユーロの対円での上昇がどの程度継続するのか、注目したいところだ。

本日は、15:00にノルウェー・消費者物価指数、16:00にトルコ・経常収支、トルコ・雇用統計、チェコ・消費者物価指数、トルコ・鉱工業生産、17:00に英・ピルMPC委員の発言、20:00に南ア・製造業生産高、21:00にメキシコ・鉱工業生産、24:30に米・6ヶ月債入札、26:00に米・3年債入札がある予定だ。円安下で上昇しているユーロ円の上値余地を、慎重に見守りたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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