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対円で下落している加ドルの下値余地に注意か

相場レポート

対円で下落している加ドルの下値余地に注意か

対円で下落している加ドルの下値余地に注意か
本日のポイント
  1. 米・ISM製造業景気指数
  2. 欧・製造業PMI

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株横ばい・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは83.5ドルまで一気に上昇。一方の天然ガスは上値が抑えられ、2.75ドル台での推移だ。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に下げ幅の大きかったシルバーは、24.4ドルまで反落している。

為替市場は、昨日発表された加・第2四半期経常収支が、前回値のマイナス61.7億加ドルからマイナス66.3億加ドルに悪化したことで、加ドルが対円で下落した。加ドル円は108.115から107.301まで下落。時間足200SMAを下回った。上位足の日足では、加ドル円は依然20MAより上位に位置しているが、RSIが53付近での下降ダイバージェンスとなっている。そのため、米国時間での下降に、念のため警戒したい。

本日の指標は、15:00に英・ネーションワイド住宅価格指数、15:30にスイス・消費者物価指数、15:45に仏・財政収支、16:00にトルコ・製造業PMI、16:30にスイス・SVME購買担当者景況指数、16:50に仏・製造業PMI、16:55に独・製造業PMI、17:00に欧・製造業PMI、17:30に英・製造業PMI、19:00に英・ピルMPC委員の発言、米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、21:30に加・実質GDP、米・雇用統計、22:45に米・製造業PMI、23:00に米・ISM製造業景気指数が発表予定となっている。対円で下落している加ドルの下値余地に、十分注意したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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