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円安から一転円買い傾向となったクロス円の通貨強弱に警戒か

相場レポート

円安から一転円買い傾向となったクロス円の通貨強弱に警戒か

円安から一転円買い傾向となったクロス円の通貨強弱に警戒か
本日のポイント
  1. 欧・消費者物価指数(HICP)
  2. 米・チャレンジャー人員削減数

前日の米国通貨は、昨日発表された米・7月中古住宅販売件数が、前月比で前月の0.3から0.9%に改善したにも関わらず、米ドルが対円で下落した。米ドル円は146.525から146.534まで低下。時間足200SMAを下抜けた。本日のアジア時間でも下方向を試す値動きとなっているため、明日の米雇用統計を前に、米ドルが対円で弱含むのか、慎重に静観したいところだ。

欧州通貨は、ポンドが米国時間にて最強通貨となり、対円で上昇した。ポンド円は184.319から186.050まで上昇。今月高値の186円ミドルまでわずかな距離となった。しかしながら本日のアジア時間では反落の値動きが見られ、すでに185.400付近まで下落している。4時間足ではボリンジャーバンド+3σまでの上昇となったため、しばらくの反落の値動きを注視したい。

本日は、15:30にスイス・小売売上高、15:45に仏・消費者物価指数、仏・生産者物価指数、16:55に独・雇用統計、18:00に欧・雇用統計、欧・消費者物価指数(HICP)、20:30に米・チャレンジャー人員削減数、21:30に米・新規失業保険申請件数、加・経常収支、米・個人所得、米・PCEデフレーター、22:00に米・コリンズ:ボストン連銀総裁の発言、22:45に米・シカゴ購買部協会景気指数がある予定だ。円安から一転円買い傾向となったクロス円の通貨強弱に警戒したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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