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ジャクソンホール週前半の米ドルの値動きを静観か

相場レポート

ジャクソンホール週前半の米ドルの値動きを静観か

ジャクソンホール週前半の米ドルの値動きを静観か
本日のポイント
  1. 米国時間での重要指標は予定されていない
  2. 加・新築住宅価格指数

先週末の米国通貨は、18日に発表された加・7月鉱工業生産が、前月のマイナス0.6からプラス0.4%へと改善したにも関わらず、加ドルが対円で下落した。加ドル円は107.663から107.023まで60pips強下落。4時間足75MAを下抜けた。上位足の日足では、加ドル円は20MA直下に位置しており、上昇トレンドライン下限へ向けての流れとなっているため、対円で加ドルが弱含むのか、注視したい。

欧州通貨は、先週末に発表された欧・7月消費者物価指数(CPI)の確報値が、前年比で前月の5.3%と一致したことで、ユーロが対米ドルで下落した。ユーロ米ドルは1.0893から1.0844まで小幅ながらに下落。今月安値を更新した。なお日足では、約100pips下に200SMAのサポートラインが控えているため、サポートラインの1.0786付近まで値が落ちるのか、静観したい。

本日は、15:00に独・生産者物価指数、17:00にフィリピン・鉱工業生産、17:20に台湾・経常収支、17:30に香港・消費者物価指数、21:30に加・新築住宅価格指数、ポーランド・基準金利、23:30にトルコ・中央政府債務、24:30に米・3ヶ月/6ヶ月ビル入札がある予定だ。今週は、24日から開催される米ジャクソンホール会議でのパウエル議長の発言に注目が集まることが予想される。ジャクソンホール週前半の米ドルの値動きが特徴的なものとなるのか、慎重に静観したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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