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円安から一転、円高へと振れているクロス円の方向性を注視か

相場レポート

円安から一転、円高へと振れているクロス円の方向性を注視か

円安から一転、円高へと振れているクロス円の方向性を注視か
本日のポイント
  1. 米・新規失業保険申請件数
  2. 米・フィラデルフィア連銀景況指数

前日の米国通貨は、昨日発表された米・7月景気先行指数が、前月のマイナス0.7からマイナス0.4%に改善したものの、米ドルの上値が抑えられた。ユーロ米ドルは1.0856から1.0917の間で往って来いとなり、時間足20MAを跨いでの推移となった。本日のアジア時間でも時間足20MAを跨いでの値動きが継続しており、方向感に欠ける展開となっている。欧州時間の指標発表にて、米ドルが落ちてくるのか、静観したい。

欧州通貨は、昨日発表された欧・6月貿易収支が、季節調整済で前月のマイナス9億ユーロからプラス125億ユーロに改善したにも関わらず、ユーロが対円で下落した。ユーロ円は159.297から158.267まで約1円下落。本日のアジア時間でも下伸している。お盆期間中の円安の反動が継続するのか、ユーロの下落性に注意したい。

本日は、アジア時間の15:00に英・小売売上高、ノルウェー・第2四半期GDP、スウェーデン・設備稼働率、15:30にスイス・鉱工業生産と、欧州時間の16:30にタイ・外貨準備高、18:00に欧・消費者物価指数、20:30に印・外貨準備高、21:00にメキシコ・小売売上高、米国時間の21:30に加・鉱工業生産と原料価格指数がある予定だ。円安から一転、円高へと振れているクロス円の方向性を、十分に注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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