円安から一転、円高へと振れているクロス円の方向性を注視か

2023.08.18
- 米・新規失業保険申請件数
- 米・フィラデルフィア連銀景況指数
前日の米国通貨は、昨日発表された米・7月景気先行指数が、前月のマイナス0.7からマイナス0.4%に改善したものの、米ドルの上値が抑えられた。ユーロ米ドルは1.0856から1.0917の間で往って来いとなり、時間足20MAを跨いでの推移となった。本日のアジア時間でも時間足20MAを跨いでの値動きが継続しており、方向感に欠ける展開となっている。欧州時間の指標発表にて、米ドルが落ちてくるのか、静観したい。
欧州通貨は、昨日発表された欧・6月貿易収支が、季節調整済で前月のマイナス9億ユーロからプラス125億ユーロに改善したにも関わらず、ユーロが対円で下落した。ユーロ円は159.297から158.267まで約1円下落。本日のアジア時間でも下伸している。お盆期間中の円安の反動が継続するのか、ユーロの下落性に注意したい。
本日は、アジア時間の15:00に英・小売売上高、ノルウェー・第2四半期GDP、スウェーデン・設備稼働率、15:30にスイス・鉱工業生産と、欧州時間の16:30にタイ・外貨準備高、18:00に欧・消費者物価指数、20:30に印・外貨準備高、21:00にメキシコ・小売売上高、米国時間の21:30に加・鉱工業生産と原料価格指数がある予定だ。円安から一転、円高へと振れているクロス円の方向性を、十分に注視したい。
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