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円高基調となったユーロ円の下値余地を警戒か

相場レポート

円高基調となったユーロ円の下値余地を警戒か

円高基調となったユーロ円の下値余地を警戒か
本日のポイント
  1. 欧・小売売上高
  2. 加・Ivey購買部協会指数

前日の米国通貨は、昨日発表された米・7月購買担当者景況指数(PMI)が、前月の52.0と一致したことで、米ドルが対ユーロで往って来いとなった。ユーロ米ドルは1.0912から1.0961の間でレンジ推移となり、方向感に欠ける展開となった。ただ、本日のアジア時間では、時間足20MAに下値をサポートされる形での反発が見られており、時間足RSIが上向き状態に入りつつある。そのため、欧州時間にて米ドルが弱含むのか、警戒したい。

欧州通貨は、昨日発表された欧・6月生産者物価指数(PPI)が、前年比で前月のマイナス1.5からマイナス3.4%に悪化したことで、ユーロが対円で下落した。ユーロ円は157.211から155.545まで下落。日足では三尊天井のような形状になりつつある。このまま米国時間にかけて対円でユーロが弱含むのか、本日発表の小売売上高と照らし合わせつつ、静観したい。

本日は、アジア時間の15:00に独・製造業受注、15:30にハンガリー・鉱工業生産、15:45に仏・鉱工業生産、仏・製造業生産指数と、欧州時間の16:30にタイ・外貨準備高、17:30に英・建設業PMI、18:00に欧・小売売上高、20:15に英・ピルMPC委員の発言、米国時間の21:30に加・雇用統計、米・雇用統計、23:00に加・Ivey購買部協会指数がある予定だ。円高基調となったユーロ円の下値余地を、十分に警戒したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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