円高基調となったユーロ円の下値余地を警戒か
2023.08.04
- 欧・小売売上高
- 加・Ivey購買部協会指数
前日の米国通貨は、昨日発表された米・7月購買担当者景況指数(PMI)が、前月の52.0と一致したことで、米ドルが対ユーロで往って来いとなった。ユーロ米ドルは1.0912から1.0961の間でレンジ推移となり、方向感に欠ける展開となった。ただ、本日のアジア時間では、時間足20MAに下値をサポートされる形での反発が見られており、時間足RSIが上向き状態に入りつつある。そのため、欧州時間にて米ドルが弱含むのか、警戒したい。
欧州通貨は、昨日発表された欧・6月生産者物価指数(PPI)が、前年比で前月のマイナス1.5からマイナス3.4%に悪化したことで、ユーロが対円で下落した。ユーロ円は157.211から155.545まで下落。日足では三尊天井のような形状になりつつある。このまま米国時間にかけて対円でユーロが弱含むのか、本日発表の小売売上高と照らし合わせつつ、静観したい。
本日は、アジア時間の15:00に独・製造業受注、15:30にハンガリー・鉱工業生産、15:45に仏・鉱工業生産、仏・製造業生産指数と、欧州時間の16:30にタイ・外貨準備高、17:30に英・建設業PMI、18:00に欧・小売売上高、20:15に英・ピルMPC委員の発言、米国時間の21:30に加・雇用統計、米・雇用統計、23:00に加・Ivey購買部協会指数がある予定だ。円高基調となったユーロ円の下値余地を、十分に警戒したい。
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