米・雇用統計にて下落した米ドル円の値動きを注視か
2023.08.07
- 欧・投資家センチメント指数
- 米・ボウマンFRB理事の発言
先週末の米国通貨は、4日(金)に発表された米・7月雇用統計にて、非農業部門雇用者数にて、市場予想が19.9万人のところ18.7万人となったことで、米ドルが対円で続落した。米ドル円は142.889から141.549まで約130pips下落。直近で意識されていた142円のサポートを下抜けた。ただ、短期足の時間足では、200SMAが下値支持線として機能しているため、欧州時間で米ドルが巻き返すのか、注視したい。
欧州通貨は、先週末に発表された欧・6月小売売上高が、前年比で前月のマイナス2.9からマイナス1.4%に改善したことから、ユーロが対円で往って来いとなった。ユーロ円は155.927から156.610の狭い範囲の中でレンジ推移となり、時間足200SMAが下値サポートとして機能した。テクニカル面では、ユーロ円は日足20MA直下に位置しており、上下どちらにも振れやすい地合いとなっているため、米国時間での値動きを慎重に見極めたい。
本日は、14:00に日・景気動向指数、14:45にスイス・雇用統計、15:00に独・鉱工業生産、英・ハリファックス住宅価格、南ア・外貨準備高、ノルウェー・製造業生産、17:30に欧・投資家センチメント指数、21:00にメキシコ・消費者信頼感指数、21:30に米・ボウマンFRB理事の発言、米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、25:00に英・ピルMPC委員の発言、28:00に米・消費者信用残高がある予定だ。米・雇用統計にて下落した米ドル円の値動きを、慎重に注視したい。
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