スイスフランの対円での高値更新可否を注視か

2023.08.02
- スイス・SVME購買担当者景況指数
- 米・ADP雇用統計
前日の米国通貨は、昨日発表された米・6月JOLTS求人件数が、前月の982.4万人から958.2万人に増加したことで、米ドルが対ユーロで強含んだ。ユーロ米ドルは1.1003から1.0951まで下落。4時間足10MAに上値をレジストされての下落トレンドが継続した。ユーロ米ドルは先週末、一時的に反発の値動きを見せたものの、日足RSIは70オーバーからの反落基調となっているため、継続したユーロの下落に注意したい。
欧州通貨は、本日、製造業PMIの発表を控えているスイスフランが、対円で往って来いとなった。フラン円は、他のクロス円が上伸する中、上値が重く、162.884-163.819の中で上下動を繰り返した。テクニカル的には、フラン円は史上最高値を更新している最中となっており、今週に入ってからの4時間足20MA突破がインパクトを与えているため、欧州時間でのスイスフランの上伸が見られるのか、注目したい。
本日は、16:00にタイ・政策金利、16:30にスイス・SVME購買担当者景況指数、17:00にブラジル・消費者物価指数、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:15に米・ADP雇用統計、22:00にシンガポール・製造業PMI、23:30に米・週間石油在庫、25:00に露・失業率、露・小売売上高がある予定だ。スイスフランの対円での高値更新可否を、慎重に見守りたい。
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