loading
search

スイスフランの対円での高値更新可否を注視か

相場レポート

スイスフランの対円での高値更新可否を注視か

スイスフランの対円での高値更新可否を注視か
本日のポイント
  1. スイス・SVME購買担当者景況指数
  2. 米・ADP雇用統計

前日の米国通貨は、昨日発表された米・6月JOLTS求人件数が、前月の982.4万人から958.2万人に増加したことで、米ドルが対ユーロで強含んだ。ユーロ米ドルは1.1003から1.0951まで下落。4時間足10MAに上値をレジストされての下落トレンドが継続した。ユーロ米ドルは先週末、一時的に反発の値動きを見せたものの、日足RSIは70オーバーからの反落基調となっているため、継続したユーロの下落に注意したい。

欧州通貨は、本日、製造業PMIの発表を控えているスイスフランが、対円で往って来いとなった。フラン円は、他のクロス円が上伸する中、上値が重く、162.884-163.819の中で上下動を繰り返した。テクニカル的には、フラン円は史上最高値を更新している最中となっており、今週に入ってからの4時間足20MA突破がインパクトを与えているため、欧州時間でのスイスフランの上伸が見られるのか、注目したい。

本日は、16:00にタイ・政策金利、16:30にスイス・SVME購買担当者景況指数、17:00にブラジル・消費者物価指数、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:15に米・ADP雇用統計、22:00にシンガポール・製造業PMI、23:30に米・週間石油在庫、25:00に露・失業率、露・小売売上高がある予定だ。スイスフランの対円での高値更新可否を、慎重に見守りたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

過去の相場レポート

  1. 2024.11.22New

    下落したフラン円の下値余地に要警戒か

  2. 2024.11.21New

    安値更新を再びトライしているユーロ米ドルの下値余地に警戒か

  3. 2024.11.20New

    地政学リスクによる通貨強弱性の変化に要注意か

  4. 2024.11.19New

    加・住宅着工件数増加にて上昇した加ドルの上伸性に注目か

  5. 2024.11.18New

    下落しているスイスフランの回復性に注目か

  6. 2024.11.15

    パウエルFRB議長の発言にて上昇した米ドルの方向性を静観か

  7. 2024.11.14

    今年安値を更新し昨年安値に迫っているユーロ米ドルの下値余地に注意か

  8. 2024.11.13

    対円で上昇したユーロの上値余地を注視か

  9. 2024.11.12

    上値が重くなったスイスフランの回復性に注目か

  10. 2024.11.11

    加・雇用統計悪化にて下落した加ドルの回復性に注目か