欧・CPI低下にも関わらず対円で上昇しているユーロの動向を注視か
2023.08.01
- 欧・失業率
- 米・建設支出
前日の米国通貨は、加ドルが対円で上昇した。7月最終日のクロス円が全般的に上昇したことにより、加ドル円も流れに乗って円安基調となった。加ドル円は、106.183から108.095まで上昇。時間足にて20MAが下値サポートとなり、上昇基調となった。この流れが欧州時間でも継続するのか、加ドルの強さを注視したい。
欧州通貨は、昨日発表された欧・7月消費者物価指数(HICP)の確報値が、前年比で前回値の5.5から5.3%へと低下したにも関わらず、ユーロが対円で上昇した。ユーロ円は155.123から157.268まで上昇。時間足20MAに下値をサポートされる形での上昇トレンドとなった。テクニカル面では、ユーロ円は4時間足200SMAを実態足で上抜けており、4時間足RSIが30アンダーから70に向けての上昇となっているため、このまま欧州時間でユーロが強含むのか、観察したい。
本日は、15:00に英・ネーションワイド住宅価格、16:00にトルコ・製造業PMI、16:50に仏・製造業PMI、16:55に独・失業率、独・製造業PMI、17:00に欧・製造業PMI、17:30に英・製造業PMI、18:00に欧・失業率、南ア・製造業PMI、22:45に米・製造業PMI、23:00に米・ISM製造業景況指数、米・JOLT求人、米・建設支出、米・グールズビー:シカゴ連銀総裁の発言がある予定だ。欧・CPI低下にも関わらず対円で上昇しているユーロの動向を、慎重に注視したい。
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