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対米ドルで上昇したユーロの上値余地に注目か

相場レポート

対米ドルで上昇したユーロの上値余地に注目か

対米ドルで上昇したユーロの上値余地に注目か
本日のポイント
  1. 米・シカゴ購買部協会景気指数
  2. 欧・第2四半期実質GDP

先週末の米国通貨は、28日に発表された米・7月ミシガン大消費者信頼感指数(確報値)が、前回値の72.6から71.6へと下方修正され、市場予想の72.6を下回ったことで、米ドルが対ポンドで下落した。ポンド米ドルは1.2762から1.2886まで約120pips上昇。今月安値の更新は免れることとなった。なおポンド米ドルは日足ベースでは20MAより下位に位置しており、RSIが下降基調のため、ダウ理論に基づいて高安値更新がされるまでは、下目線を警戒したい。

欧州通貨は、先週末に発表された独・7月消費者物価指数(CPI)が、前年比で前月の6.4から6.2%に低下したにも関わらず、ユーロが対米ドルで上昇した。ユーロ米ドルは1.0943から1.1046まで約100pips上昇。時間足20MAより下位での下降トレンドが一服し、20MA上位へ舞い戻った。上位足の週足では、200SMAに上値をレジストされる形で反落しているため、反落が今週も継続するのか、注視したい。

本日は、15:00に独・小売売上高、独・輸入物価指数、南ア・マネーサプライ、15:30にスイス・小売売上高、17:30に英・消費者信用残高、18:00に欧・第2四半期実質GDP、欧・消費者物価指数、21:00に南ア・貿易収支、メキシコ・第2四半期実質GDP、22:45に米・シカゴ購買部協会景気指数、23:30に米・ダラス連銀製造業活動指数がある予定だ。対米ドルで上昇したユーロの上値余地に注目したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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