ECB明けにユーロ安となった相場が継続するのか注視か

2023.07.28
- 日・植田日銀総裁の記者会見
- 米・PCEデフレーター
前日の米国通貨は、昨日発表された米・第2四半期GDPが、前回値の2.0から2.4%に大幅拡大したことで、指標発表直後に米ドルが対円で上昇した。米ドル円は139.373から141.320まで急騰。4時間足20MAを上抜けての上昇となった。しかしながら本日未明にリークされた日経新聞のYCC修正案記事に反応し、138.763まで急落。変動幅の大きな相場となった。
欧州通貨は、昨日発表された欧・ECB政策金利発表にて、市場予想通り0.25%の利上げが実施され、【セルザファクト】となりユーロが対円・対米ドルともに下落した。ユーロ円は156.187から152.194まで下落。本日のアジア時間でも下落が継続しており、151.411まで下伸している。このまま米国時間にかけてユーロの下落が継続するのか、方向性をじっくりと注視したい。
本日は、14:30に仏・第2四半期GDP、15:30に日・植田日銀総裁の記者会見、15:45に仏・消費者物価指数、仏・生産者物価指数、16:00にスイス・KOF先行指数、トルコ・貿易収支、21:00に独・消費者物価指数、南ア・財政収支、21:30に加・GDP、米・個人所得、米・PCEデフレーター、米・第2四半期雇用コスト指数、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数がある予定だ。ECB明けにユーロ安となった相場が継続するのか、通貨強弱を慎重に見極めたい。
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