米PPI低下にて加速している米ドル安が継続するのか静観か
2023.07.14
- 欧・貿易収支
- 加・製造業出荷
前日の米国通貨は、昨日発表された米・6月生産者物価指数(PPI)が、前年比で1.1から0.1%に低下したことから、米ドルが対円で下落した。米ドル円は138.933から137.910まで約1円下落。本日のアジア時間でも下落は止まらず、137.275をタッチした。テクニカル的には、米ドル円は週足200SMAにタッチしてからの小反発が見られるため、欧州時間で反発の力が強まるのか、注視したい。
欧州通貨は、昨日発表された欧・5月鉱工業生産が、前年比で0.2からマイナス2.2%となったにも関わらず、ユーロが対円で上昇した。ユーロ円は153.881から155.125まで反発。日足20MA直下まで値を上げた。本日のアジア時間序盤では、日足20MAにレジストされる値動きであったが、後半にかけて持ち直してきているため、米国時間で再び円安傾向が見られるのか、注目したいところだ。
本日の指標は、15:00にノルウェー・貿易収支、15:30にスイス・生産者輸入価格、16:00にトルコ・住宅販売、17:00にフィリピン・消費者物価指数、18:00に欧・貿易収支、21:00にブラジル・小売売上高、21:30に加・製造業出荷、米・輸入物価指数、22:00に加・中古住宅販売件数、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)がある予定だ。米PPI低下にて加速している米ドル安が継続するのか、週末の価格動向を慎重に見守りたい。
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