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米PPI低下にて加速している米ドル安が継続するのか静観か

相場レポート

米PPI低下にて加速している米ドル安が継続するのか静観か

米PPI低下にて加速している米ドル安が継続するのか静観か
本日のポイント
  1. 欧・貿易収支
  2. 加・製造業出荷

前日の米国通貨は、昨日発表された米・6月生産者物価指数(PPI)が、前年比で1.1から0.1%に低下したことから、米ドルが対円で下落した。米ドル円は138.933から137.910まで約1円下落。本日のアジア時間でも下落は止まらず、137.275をタッチした。テクニカル的には、米ドル円は週足200SMAにタッチしてからの小反発が見られるため、欧州時間で反発の力が強まるのか、注視したい。

欧州通貨は、昨日発表された欧・5月鉱工業生産が、前年比で0.2からマイナス2.2%となったにも関わらず、ユーロが対円で上昇した。ユーロ円は153.881から155.125まで反発。日足20MA直下まで値を上げた。本日のアジア時間序盤では、日足20MAにレジストされる値動きであったが、後半にかけて持ち直してきているため、米国時間で再び円安傾向が見られるのか、注目したいところだ。

本日の指標は、15:00にノルウェー・貿易収支、15:30にスイス・生産者輸入価格、16:00にトルコ・住宅販売、17:00にフィリピン・消費者物価指数、18:00に欧・貿易収支、21:00にブラジル・小売売上高、21:30に加・製造業出荷、米・輸入物価指数、22:00に加・中古住宅販売件数、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)がある予定だ。米PPI低下にて加速している米ドル安が継続するのか、週末の価格動向を慎重に見守りたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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